現役栄養士インタビュー(5) 今後の展望や夢、栄養士への転職を考えている方へ

現役栄養士インタビュー

前回の記事に引き続きフリーランスの管理栄養士、渡辺愛理様にお話を伺いました。

今回は、フリーランスの管理栄養士として働くやりがいと、
フリーランスならではの辛いことについて本音で語っていただきました。

渡辺様インタビュー最終回：今後の展望や夢、転職を考えている方へのメッセージ

―――栄養士は資格があるだけ転職や復帰などに強いというイメージですが、実際のところはどうなのでしょうか？

確かに、一般のOLさんなどに比べれば転職や復帰などに強いかもしれません。
しかし、大事なのは、自分が本当にやりたいことは何か？ということです。
資格があるからなんでもいいやってなると大体あとで後悔します（笑）

また、復帰を考えるのであれば、小さいお子さんがいても対応がしやすい、特定保健指導の仕事を選ぶ方が多い傾向にあったり、日勤のみの仕事に復帰するのがが多い現状です。
子供を見てくれる方が近くにいないなどとなると、厨房などがっつり交代勤務などの職場は小さいお子さんがいる家庭にとっては少し厳しいものではないかと思います。

温活ごはんで明るく笑顔に過ごす女性を増やしたい。

―――今後の展望や夢を教えてください。

私の夢は、冷え性に悩む女性を温活ごはんで救い、一緒にそれを広めて言ってくれる仲間を増やして行くことです。

私自身が１０年間悩み続けた冷え性を、温活ごはんで１年かけて改善して来たことから、あらゆる不調の改善（低体温、ダイエット成功、便秘解消、前向き思考などなど）をして来たことを武器に、それで悩む女性のお手伝いをして行きたいと思い、温活に特化したカウンセリングや料理教室を行っています。

どんな状況でも必ず人は変わることができる！こんなことを伝えながらも、私にできたことをお伝えして、明るく笑顔で過ごす女性をもっと増やして行きたいと思っています。
そして、そのことにより健康寿命増進に寄与できたらと思っています。

自分にあった働き方は何なのか

―――最後に管理栄養士を目指す方、転職を考えている方にメッセージをお願いします。

管理栄養士という仕事は、いまだに栄養士と管理栄養士とどう違うのか、ましてや栄養管理士と言われてしまうまだまだ認知が少ない資格ではありますが、皆さんの活躍一つ一つが実績として積み重なり、世間一般的に通じる資格となるようになればと思っています。
管理栄養士の仕事＝ハードというイメージがある方は、ぜひ、自分にあった働き方を探してください。
決して、フリーランスという働き方を全ての方にオススメするわけではないですが、（向き不向きがあるので）、まだ人数は少ないにも関わらず少しずつ浸透し始めている働き方を少し視野に入れることで考え方が楽になることもあるかもしれません。
実際に子供の出産を機にフリーランスへの転身を考えるという方も最近では多く見られるようになりました。
ぜひ、自分にあった働き方はなんなのか、この機会を機に考えて見てくださいね。