現役栄養士インタビュー (1) 栄養士を目指した学生生活の思い出

現役栄養士インタビュー (1) 栄養士を目指した学生生活の思い出

現役栄養士インタビュー

大阪栄養士ナビのインタビュー第4弾をお届けします。

今回当サイトのインタビューにご協力いただきましたのは、
食品メーカーで商品開発の仕事をされている管理栄養士のA様です。

特別養護老人ホームで働いていたA様が商品開発に転職した理由や、
商品開発のお仕事内容や一日のスケジュールについて伺いました。
特に、現場以外の栄養士のお仕事にご興味のある方は、必見のインタビューになっています。

インタビューは全5回に分けて公開予定です。

A様インタビュー第一回:栄養士を目指した学生生活の思い出

第1回の記事では、A様が栄養士になろうと思ったきっかけと
学生時代の印象に残っている出来事
について語っていただきました。

病院・学校・施設など、様々な場で活躍する栄養士。
栄養士として働く人たちの生の声をお届けいたします。

―――まず始めに、自己紹介をお願いします。

管理栄養士のAです。関西在住の35歳です。生まれてから関西で過ごしており、現在は結婚をして夫、娘5歳、息子3歳の4人家族です。管理栄養士で現在は食品メーカーで商品開発をしています

―――A様が栄養士になろうと思ったきっかけは何ですか?

栄養士になろうと思ったきっかけは、幼い頃から食べることが好きだったからです。
料理をする機会が多く、食の分野に興味をもっていました。
しかし、子供ながらに好きなものを好きなだけ食べていた結果、体重管理ができず太ってしまい、健康管理も含めた勉強をしたいと思うようになりました。

―――料理が好きなのと、健康管理に興味を持ったのがきっかけということですね。

とは言え、中学、高校とバスケ部に所属しており、高校3年生まで部活のバスケに夢中でした。
本格的に受験勉強を始めたのは、引退した高校3年生の夏からです。
苦手な教科をさけて進級してきた結果、栄養科を受験するために必要な生物や化学を専攻していなかったのです。
慌てて文系教科でも行ける栄養科を探し、無事、何校か受験することができました。
当時、管理栄養士の国家試験の改正の直後で、実務経験が不要の四年制大学の管理栄養士科の倍率が20倍近くあり、大学入学までが険しい道のりでした。
予備校に通い朝から晩まで勉強しましたが、実力不足で四年制大学には落ちてしまい、短大に入学することになりました。

―――短大での学生生活はどうでしたか?

短大生活では一人暮らしをし、女子大ということもあり、とても充実したものでした。
授業は調理実習や実験など団体行動が多いので、自然とクラスメイトとの絆が強くなり、卒業した今でも連絡を取り合って年に数回は会う仲です。

―――印象に残っている出来事などはありますか?

印象に残っている授業は解剖です。
ラットの解剖をして生態について学びました。
また、実習では総合病院に行き、実際の厨房を見せてもらい、お手伝いや、栄養指導の場面に立ち会わせてもらったりと、刺激を受けたのを覚えています。
学生時代にはアルバイトも経験しました。
将来の役に立つようにと居酒屋のキッチンを選び、野菜の切り方や、フライヤーなど調理器具の使い方を学び、実務に役立つ経験することができました。
授業やアルバイトに夢中でサークルに入らなかったので、大学生らしいサークル活動には憧れています。

―――とても充実した学生生活だったんですね!

はい!でも2年間の楽しい短大生活もあっという間で、卒業後は特別養護老人ホームへ就職することになりました。同級生達の進路も、保育園や福祉施設、病院などに就職したのが大半でした。

第2回心強い同期との交流
特別養護老人ホームでのお仕事

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