現役栄養士インタビュー(2) 気持ちの変化と転職を志したきっかけ

現役栄養士インタビュー(2) 気持ちの変化と転職を志したきっかけ

現役栄養士インタビュー

柏木様インタビュー第二回:気持ちの変化と転職を志したきっかけ

第2回の記事では、柏木様が資格試験の勉強中に「ファスティング」と出会って変わったことと
栄養士として働きたいという心境の変化についてお伺いしました。

―――ご自身の中での栄養士としての働き方のイメージが具体的になり、そこに不安を感じ始めたのですね。柏木さんは、最近まで転職活動されていたということですが、そういった不安を感じて自信が無くなっていた状況から、どうして転職をしようと思ったのですか?

管理栄養士として現場で働く自信がなく、前の会社に就職して働きながらも、やはり管理栄養士として働くことに未練もありました。そのため、いつも食に関する勉強をし、資格を取ったりしてきました。

いろんな勉強や資格をとってきましたが、その中でファスティングというものに出会いました。
このファスティングを通した経験がきっかけで、自分に自信をもつことができるようになって、やりたいことが言えるようになり、転職を考えるようになりました

―――色々な勉強をされてきたのですね。具体的には、どんな勉強をされてきたのでしょうか?

資格名でいうと、秘書検定、食生活アドバイザー、フードコーディネーター、ファスティングマイスター、幼児食アドバイザー、インナービューティーダイエットアドバイザー、豆腐マイスターなどを勉強し、資格を取りました。
内容としては、学生時代に学んできた栄養学の知識がどんどん自分の中から抜けてしまっていたので、そこを補えるような内容で、自分の興味のある内容のものばかりを選んで勉強していました。
あとは自分には、社会人としての一般常識がどのくらい備わっているのだろう?と思い、食とは直接関係ないものでしたが、秘書検定の試験を受けてみたりもしました。

―――なるほど。そして、その中でも、ファスティングと出会って変わられたということですよね。その変わる事ができたきっかけであるファスティングとは、どういったものなのでしょうか?

ファスティングは日本語で言うと断食という意味で、一定期間、必要最低限の栄養素を補いながら、固形の食事を断つことです。
海外では宗教的に行う人もいたり、医療目的で行われたりもしています。
私は自分を変えたい!という思いで、知り合いの紹介から始めました。
ただ、何も飲み食いしない断食が危ないというのは自分自身で栄養学の勉強をして分かっていたので、私が学んだのは“ミネラルファスティング”という、ファスティング専用ドリンクと水で過ごすファスティングをしていました。
毎月3日間の断食を6ヶ月間行い、半年で10kg近く減量できました。
もちろんスタイルも良くなったし、学びながら自分でファスティングすることで、学生時代に苦手だった代謝経路に関して理解できるようになるなど、食物が人間の体にとってどのように働きかけているのかといった内容の勉強を、楽しめるようになりました
そして、私たちの体は食べたものでできている、という言葉を聞き、まさにその通りだと、納得するようになり、もっと食事を大切にしていきたい!という思いが強くなりました。
そのことがきっかけで自分に自信が持てるようになり、食で人って変われるんだなと気づき、管理栄養士として、食で何かに悩んだり迷ったり困っている人がより良く変わっていけるように、何かきっかけづくりができるようになりたいなと思って、本格的に転職活動を考え始めました。

―――ファスティングは、ご自身にとって大きな転機のきっかけとなったわけですね。

はい!本当に大きなきっかけでした。

第3回未経験からの転職活動について

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