【アリ?ナシ?】直営あるある
毎日業務をこなしていると、「これってどこの職場でも通じる“あるある”じゃない?」なんて思うことはありませんか?
きっと、職場によってその内容は違うと思いますが、思わず「あるある!」と言いたくなるような内容を、私の体験から3つピックアップしてみました。
マイナールールがすごい
直営は、独自のマイナールールが厳しいと思います。
私がいた職場のマイナールールは、
・八宝菜のときは上湯を発注すること
・炒り卵、錦糸卵は必ず冷凍食品を使用
・この食材は必ずAの業者に発注。それ以外はダメ。
・昼食に手がかかるものは厳禁
・調理をするのは基本的に1人。その他の人は切り込みや盛り付け。
など、不可思議なものも含めたくさんありました。
慣れてきたら問題ないのですが、入職したてのころは、マイナールールなんて知りません。
献立ソフト通りに発注するので、マイナールールを無視してしまうことがたくさんありました。
うっかり失敗すると、厨房で悪口大会が繰り広げられます。
また、そのルールは直接教えてもらえるのではなく、会話の中から察しなければなりません。
気づかないでいると、見かねた調理スタッフから「この前の手作りハンバーグ、あれって普通夕食に出しますよ。昼食は忙しいから冷凍を使うのがうちの常識です。」と言われたこともありました。
献立作成が大変
直営の場合、自由に献立作成ができるので患者様やスタッフからの要望を反映しやすいのがメリット。
しかし、献立作成は地味に時間を要するので、事務作業の中でも大変な部類に入っていました。
肉魚その他たんぱく質をバランスよく組み合わせ、食材ができるだけ被らないように配慮していくと、途中からパズルをしているような気分になってきます。
また、単調な作業なのでうっかり眠くなってしまうこともありました。
「あら、お疲れなのかしら?」と嫌味を言われたことも少なくありません。(完全に私がいけないのですが)
常に赤字ギリギリ
「委託の給食は質素」なんて委託の友人から聞いたことがありますが、年に1回マグロの解体ショーや寿司バイキングなど豪華なイベントを行っていました。
同じ会社の中で大量に発注するからできることであって、直営にはそんなイベントが開けません。(※職場によります)
さらに、地元の青果店や精肉店に卸してもらっているので、値上がりがダイレクトに響きます。
給食費は変わらないのに、年々食材が値上がりするので常に赤字ギリギリもしくは赤字の時もしばしば。
たまに、委託が入っている施設側の管理栄養士がうらやましく感じることもありました。
まとめ
直営の厨房では、独自のマイナールールと折り合いをつけたり、給食の経営管理をしたりと、大変なこともたくさんあります。
しかし、自由な献立作成や柔軟な対応がしやすいのが、直営の魅力。
努力次第で患者様や利用者様のために、より良い給食を届けることが可能です。
苦労することもありますが、患者様や利用者様の「おいしかったよ」の声のために、日々頑張りましょう。