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【体験談】栄養士は管理栄養士を取ってから転職すべき?

    2020.02.15
    【体験談】栄養士は管理栄養士を取ってから転職すべき?

    栄養士は管理栄養士を取ってから転職すべき?

    栄養士として働いている方の多くは「転職」の文字が頭に浮かんだことがあるのではないでしょうか?
    その中でも、漠然と「管理栄養士を取得してから転職しよう!」と思っていませんか?
    しかし、なんとなくで合格できるほど甘くないのが国家資格。
    そこで今回は、実際に栄養士として働いている方に向けて!
    管理栄養士を取ってから転職すべきか?を2パターンに分けてお話します!

    1.管理栄養士を取得してから転職したほうが良い人
    2.管理栄養士を取得しずに転職したほうが良い人

    なぜ、この話をするか?と言うと、管理栄養士の勉強をなんとなく始めたものの、勉強が進まず自己嫌悪に陥る栄養士の方がかなりいるのです。

    今回の話を参考にして、

    •自分にとって管理栄養士は必要かどうか?
    •時間や自分の好きなことを我慢してまで勉強する価値があるのか?

    を見極めてくださいね!
    それでは、具体的な話に進んでいきましょう!

    管理栄養士を取得してから転職したほうが良い人

    栄養士からスキルアップして管理栄養士を取得したほうが良い人

    •委託で働いているが管栄を取って直営に転職したい!
    •調理作業ではなく、栄養指導や食育などの仕事がしたい
    •より責任ある認められる仕事がしたい
    •直営で働いているが、管栄を取って事務作業がメインの仕事に移りたい
    •仕事自体は好きだが、給料はもう少し欲しい
    •管理栄養士を取得してドラッグストアに転職したい
    •保健所で働きたい!
    •管理栄養士として病院食のエキスパートになりたい!
    •スポーツ栄養に特化してアスリートの栄養指導に関わりたい!

    などなど。
    上記の様に「自分の進みたい道の先に管理栄養士という資格が必要な方」が、資格を取得してから転職したほうが良い人になります。
    ただし、次の章でもお話ししますが、ブラック企業に勤めている場合は、身体が壊れる前に転職し落ち着いた環境で管理栄養士を目指してくださいね。

    管理栄養士を取得せずに転職したほうが良い人

    栄養士のまま転職したほうが良い人

    •ブラック企業で働いている人
    •栄養士の仕事は好きだけど、会社の考え方に合わない人
    •仕事内容より人間関係がうまくいっていない
    •事務仕事が好きじゃない人
    •調理作業が好きな人
    •給料をガツンと上げたい人
    •責任を負いたくない人

    そもそもブラック企業で働いている方は、無理する必要はありません。
    よく「自分が辞めたら仕事が回らなくなる…。」と言って、ブラック企業で我慢している方が居ますが、大丈夫です!自分お身体が一番大事ですよ!
    また、会社の考えに合わない・人間関係が上手く行ってない方も、転職で心機一転!同じような仕事内容の転職先は探せばたくさん出てきます。

    管理栄養士を取得すると、現場作業より事務作業の方が多くなります。
    事務作業は好きじゃないけど、給料上がるから管理栄養士を取るのはちょっと考え直した方が良いでしょう。
    同様に、責任を負いたくない人も管理栄養士になるのはやめておいた方が良いです。
    なぜなら管理栄養士はより命に係わる仕事をするからです。

    今の給料よりガツンと給料を上げたい方も管理栄養士は目指さない方が良いでしょう。
    なぜなら、頑張って管理栄養士を取得しても、不動産営業や保険のセールス・高級車の販売の仕事の様なガツンとした報酬がもらえるようにはならないからです。
    栄養士から管理栄養士になっても、給料の上がり幅は1万~5万。多くて10万行かないくらいです。それは職種によってある程度の平均給料が決まっているので仕方がないことです。

    それよりもっと良い給料が欲しい!という方は、他業種への転職を視野に入れましょう!
    ここまでで、管理栄養士を取ってから転職すべきか?を2パターンをお話ししましたが、そもそも転職に何を望んでいるか?が一番大切です!

    そもそも「転職」に何を望むのか?

    転職と言っても、

    •管理栄養士としての仕事のやりがいか?
    •もっと重要な仕事を経験したいのか?
    •管理栄養士として給料・待遇UPか?
    •栄養士として今働いている職場が合わないのか?
    •違う職種へ行きたいのか?
    •責任は増やしたくないけど、給料はもう少し欲しいのか?

    上記の様に、「何を望むのか?」で転職に必要な物は変わってきます。

    仕事のやりがいと責任は一緒にやってくる

    管理栄養士として転職すれば、その分「責任」は増えます。
    直営施設の管理栄養士をして転職すれば、施設によっては相談できる人が居ないので自分で意思決定をして調理現場に指示する事も出てきます。
    さらに、アレルギー食や傷病別の食事(腎臓食・糖尿病食・高脂血症食)など、間違えたら命に係わる仕事になります。
    しかし、管理栄養士として転職すれば、栄養士の様に調理作業の毎日から知識を使ってやりがいのある生き生きとした毎日を送れるかもしれません。

    栄養士の業界では、今回お話した内容を深く考えずに「なんとなく受験が出来る様になったから管理栄養士を目指す」みたいな風潮があります。
    この風潮のせいで、管理栄養士の責任の重さに気づいてない方もいるかもしれません。
    また、なんとなく勉強を始めたけどやる気が起きない。気分が下がる。など、せっかく自分の時間を使っているのに悩んでいる方もいるでしょう。
    今回のお話で、管理栄養士という資格との付き合い方の参考になれば幸いです。
    管理栄養士を取得してから転職しよう!と考えている方は、今一度「自分に何が必要か?」を考えてみて下さいね!