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【就職・転職応援】先輩栄養士から学ぶ転職面接で失敗しないコツとは?

    2020.04.06
    【就職・転職応援】先輩栄養士から学ぶ転職面接で失敗しないコツとは?

    先輩栄養士から学ぶ転職面接で失敗しないコツとは

    皆さん。こんにちは。終身雇用制度が崩壊し、転職も一般的になってきた現代社会。栄養士も例外でなく、転職は当たり前になりつつありますね。
    そこで、本日は、「転職面接のコツ」を4つの側面から解説させていただきます。皆さんの転職がよりよいものとなり、充実した職場ライフとなりますことを心から祈っています!

    まず大前提として、その転職は何のためにしたいのか?ということが肝となります。
    「キャリアアップ」「未開拓分野への挑戦」「ライフワークバランスの見直し」等人によって理由は様々だと思います。

    そこで、大切なのが優先順位をつけるということです。
    何が譲れない条件で、何は譲れるのか。を自分の中で明確にすることが非常に大切なのです。

    また、焦りからの転職は避けた方がいいでしょう。
    焦りが生じているときの人間心理は、冷静な判断力を欠如させるのには十分過ぎる状態でもあるからです。
    1日8時間×5日。という長い時間を過ごす職場選びを妥協してしまうと、人生の質を下げることは明白です。
    疲れすぎている場合には、リフレッシュ期間を自らに与えてあげることが大切です。
    心身ともに、回復した後に転職活動や面接に向き合うように心がけられると良いですね。

    面接の必須事項

    転職面接の際、必ず聞かれるのが、「退職理由」と「志望動機」です。
    退職理由は、面接者の仕事へのスタンスや人間性を。志望動機は、この会社にとって面接者がどのくらい貢献する力と意欲があるかという面をチェックされます。
    特に短期間での転職を繰り返している場合は、継続力の乏しさをマイナスと捉えられ嫌煙される理由になってしまうことがあります。
    たとえネガティブな理由であっても、ネガティブ+ポジティブ【そこから得た気づきと、今後の方向性】をセットになっているかどうかを確認してみましょう。

    例)前社の退職理由は、変則シフトと、大量調理による腰痛がありました。仕事内容自体は、体力的にも精神的にもハードな部分もありましたが、規則正しい生活リズムの形成、精神力の向上、調理技術の基礎、管理栄養士【栄養士】として必要不可欠な知識を得ることができたことは、大きな財産であると感じています。
    また、歳の離れた世代の皆さんと協力するためには、自らが率先して行動すること。できないことは、素直に伝えて依頼と感謝を伝えること。「ありがとう」「ごめんなさい」など、社会人としての基礎力も身に着けることができました。

    前職の経験からこの転職活動に至る中で、
    ①管理栄養士としての仕事は非常に魅力的でつくりがいがある仕事なので、1つの職場に長期在籍をしたいという想いが芽生えました。そのためには、ライフワークバランスに合わやすい職場勤務体系は必須と考えるようになりました。
    ②業務内容を重視した転職活動を行うという軸のもと、御社の仕事内容は非常に魅力的です。スキルの自己研鑽も可能な環境が整っており、自己成長を喜びとする私にとってはその点も魅力でした。
    私は、〇〇の分野で専門特化した栄養士になりたいと考えておりますので、毎日の業務に意義と疑問を見出しながら、日々成長してゆきたいと思います。
    前職での失敗や学びを全て肥やしにして、御社にとって有益な人材となれるよう努力してまいります。

    例文では、退職動機、志望動機を記載しました。
    「退職」には、さまざまな理由があります。
    たとえネガティブな動機であっても、そこから何を学び、その後の行動にどう繋げるかという思考の転換に繋げることができればよりよい志望動機となるのではないでしょうか。

    また、だらだらと一文で書くのではなく、面接官が見やすい工夫をすることも大切だと考えます。相手への心遣いも人柄となり、伝わるのではないでしょうか。

    面接での注意点

    面接の心得として覚えておいていただきたいことがあります。
    それは、面接とは、お互いが選考し合う場所であるということです。
    企業に応募する私たちは、ついつい選ばれる側という意識で面接に臨むことでしょう。
    しかし、それは誤認であると私は考えます。

    働く私たちも、「本当にここで働いていけるだろうか?」「相手は私に何を求めているのだろうか?」「会社は従業員を大切にしているだろうか?」という観点に注目して堂々と面接にいどんでみましょう。
    また、面接は「会話」の延長です。一方的な演説ではありません。
    ですので、面接官と会話をすることに意識を向けていどむことも大切ですね。

    緊張して、ガチガチになってしまうとついつい自分の魅力を打ち出せず残念な結果となることもあると思います。
    できるだけリラックスして面接にいどみましょう。

    面接会場には、時間に余裕をもって到着し、近隣のカフェなどで心を落ち着けるという工夫も良いですよ。
    面接時刻の遅刻は、社会人としてタブーですので、絶対に避けましょう。公共交通機関の遅延、体調不良などのやむを得ない場合は、状況報告を必ず行いましょう。
    また、ドアのノック、上着を片付けるタイミング、場所、着座前の確認等の基本的事項・マナーは事前にマナー本や、就職活動時を振り返り、復習しておくとよいでしょう。

    面接での服装

    面接での服装は、一般的にスーツスタイルとなるようです。清潔感も必須ですね。奇麗なブラウス・カッターシャツ・しわのないジャケットであるかのチェックも行いましょう。
    髪の色ですが、社会人ですので、絶対に真っ黒でなければいけないという決まりはありません。
    しかし、一般常識から逸脱するような髪色の場合は、カラーリングを行いましょう。また、前髪で目が隠れてしまう場合は、ピンでとめることも必要でしょう。

    細かいことですが、細かいからこそよく見られてしまう部分でもあるのですね。
    どんなに内面が素晴らしい人間であっても、第一印象は、視覚に大きく左右されてしまうことも事実だからです。TPOに合わせた服装と、身だしなみを心がけると良いでしょう。

    転職活動時の面接について、3つの側面からポイントをご紹介させていただきました。
    人の第一印象は数秒で決まってしまうという面を有効活用し、自らが目指す道に進めるよう、一期一会を大切にして面接にいどみましょう。
    たとえ、その会社とのご縁がなかったとしても、落胆し過ぎず、そこでの学びを次へのステップや糧へと変えながら、道を切り拓いていきましょう!