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【レシピ公開】根強い人気!麹の効果とおすすめレシピ

    2020.01.31
    【レシピ公開】根強い人気!麹の効果とおすすめレシピ

    根強い人気!麹の効果とおすすめレシピ

    一時期大ブームを起こした「麹」
    麹を使うことで簡単においしい料理が作れるだけでなく、様々な健康に良い栄養素を摂ることができるため、ブームが落ち着いた現在でも根強い人気をもっています。
    今回はそんな麹の魅力についてお伝えします。

    麹とは?

    ここで紹介する麹とは、いわゆる「米麹」にあたります。
    米麹とは、蒸した米に麹菌を付着させて発酵されたもののことを言います。
    国菌にも指定され、日本の食文化にはなくてはならない存在です。
    米麹は味噌や醤油、みりんなどの原料としてとても重要なものです。

    麹を使うことで期待できる効果とは?

    素材がやわらかくなる

    麹にはたんぱく質を分解する酵素が含まれているため、肉、魚、卵などのたんぱく質食材と合わせるととてもやわらかくなります。
    それだけではなく、麦芽糖が保水性を高めてくれるので、しっとりジューシーな仕上がりになり、その効果は冷めても持続します!

    料理のうまみがアップ

    麹はタンパク質も分解してアミノ酸にする働きを持っています。うまみ成分はアミノ酸のため、よりうまみを増やす効果があり、料理もうまみたっぷりな仕上がりになります。

    砂糖の使用量を減らせる

    醤油麹や塩麴でもふんわり甘みを感じますが、一番甘みが出るのは「甘酒」。麹菌の働きでお米のでんぷんが分解されて、ブドウ糖、麦芽糖、オリゴ糖に変化するからです。さらに発酵の力でアミノ酸や、ビタミン類、食物繊維など、砂糖にはない栄養成分も生まれます。
    精製されて栄養素を失った上白糖より、身体に優しい甘みですね。

    健康にも嬉しい効果が!

    栄養素をスムーズに吸収することができる

    麹は、栄養素を体に吸収させるのを手助けする「酵素」が豊富に含まれています。
    麹をお肉や野菜と一緒に食べることで、素材の持つ栄養素を効率よく摂取することができます。

    疲労回復効果

    麹にはビタミンB1が豊富に含まれています。
    ビタミンB1には炭水化物をエネルギーに変えて疲労回復を促す効果があります。

    細胞の再生を促す効果

    皮膚や髪、爪などの細胞の再生も促してくれるビタミンB2も多く含まれているため、体の成長を促すことにつながります。

    美容効果

    麹には「コウジ酸」という美肌成分が含まれています。
    コウジ酸にはシミの原因となるメラニンの活性化を予防し、シミやソバカスの発生を防いでくれる働きがあり、美容効果も期待できます。

    腸内環境を整える効果・免疫力アップ効果

    「オリゴ糖」が豊富に含まれているため、腸内環境を整え、免疫機能のアップも期待できます!

    米麹の活用法(レシピ)

    塩麴

    材料 分量
    生米麹 100g
    25g
    みりん 大さじ1(なくても良いが、入れるとまろやかな味になる)
    湯(50~60度) 1/2カップ

    ■作り方■
    ①清潔な保存容器にすべての材料を入れる。
    ②ふたをしっかり閉め、容器を振って混ぜ合わせる。
    ③ふたをした状態で、常温で冬場は3~4日、夏場は2~3日おく。1日に1回瓶を振って混ぜる。
    ④全体がなじみ、ややとろりとした状態になったら、冷蔵庫に保存する。

    醤油麹

    材料 分量
    生米麹 100g
    醤油 1/2カップ

    ■作り方■
    ①醤油を鍋に入れて火にかけ、50~60度に温める(レンジ過熱可)。
    清潔な保存容器に生麹、醤油を入れる。
    ②ふたをしっかり閉めて容器を振って混ぜ合わせる。
    ③ふたをした状態で、常温で冬場は3~4日、夏場は2~3日おく。1日に1回瓶を振って混ぜる。
    ④全体がなじみ、ややとろりとした状態になったら、冷蔵庫に保存する。

    甘酒

    材料 分量
    生米麹 200g
    湯(60~62℃) 300g
    保温ボトル 500ml以上のもの

    ■作り方■
    ①保温ボトルに熱湯を注ぎ、あらかじめ保温ボトルを温めておく。湯を捨て、米麹をボトルに入れる。
    ②60~62度の湯を注ぎ入れ、ふたを閉めて全体になじむように振り混ぜたら、温かいところに3~4時間置く。
    ③一度中身を鍋に移し、弱火で1分ほど、鍋の縁がふつふつと泡立つまで加熱し、60℃まで温度を上げる。
    ④もう一度保温ボトルに戻し、さらに3~4時間置く。寒い時期はなるべく温かい場所に置く。
    ⑤ほんのり黄みを帯び、甘みを帯びていたら完成。密閉保存容器に入れ、冷ます。

    おすすめ活用レシピ

    塩麴のけんちん汁(2~3人分)

    材料 分量
    豆腐 1丁
    大根 50g
    人参 30g
    ごぼう 30g
    里芋 100g
    ごま油 大さじ1
    塩麴 大さじ2

    ◯煮汁

    材料 分量
    だし汁 4カップ
    大さじ2
    みりん 大さじ1/2
    醤油 大さじ2
    小さじ1/2

    ■作り方■
    ①大根人参は薄いいちょう切り、ゴボウは皮をこそげてささがきにして水にさらす。里芋は皮をむき、一口大に切る。
    ②鍋にごま油を熱し、1を中火で炒める。
    ③豆腐を食べやすい大きさにちぎって入れ、ひとまぜしたら煮汁と塩麴を入れ、12~13分煮る。
    ★豆腐をあらかじめ塩麴で漬けておくと、より美味しい。

    キノコの醤油麹漬け

    材料 分量
    しいたけ、しめじ、まいたけなどのキノコ類 300g
    醤油麹 大さじ2

    ■作り方■
    ①しいたけは薄切りにする。しめじやまいたけは小房に分けて軽くゆでる。
    醤油麹と一緒にポリ袋に入れてまぶす。空気をぬいて口を閉じ、冷蔵庫で一晩漬ける。
    ★一週間ほど冷蔵保存が可能。そのまま食べても美味しいし、バターで炒めたり、炊き込みご飯の具にしても美味しい。

    甘酒クレームダンジュ(2人分)

    材料 分量
    甘酒 大さじ4
    プレーンヨーグルト(無糖) 450g

    ■作り方■
    ①ヨーグルトをキッチンペーパーで包み、重しをのせて1~2時間ほど置き、重さが半分くらいになるまで水けを切る。
    ②ボウルに1と甘酒を入れて混ぜ、キッチンペーパーを敷いたココットに入れて10分ほど置いて形を整える。キッチンペーパーを外し、器に盛る。
    ★好みではちみつやイチゴジャムをかけても美味しい。