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【コラム】転職すると決めたら退職する前にやっておきたいこと

    2020.04.20
    【コラム】転職すると決めたら退職する前にやっておきたいこと
    ・円満に転職をするためにすべきこと
    ・退職の前に転職先を見つけるのはとても大切!
    ・あなたの経験を言葉に起こして素敵な履歴書を作りましょう

    『転職』
    夢に溢れた学生時代を経て働き出したとき、長年働いた自分を見つめなおしたとき、ふとこの言葉がよぎることはありませんか?
    転職したいと思う理由は人それぞれかもしれませんが、転職する決断をするまではとても時間がかかります
    本当に転職しても大丈夫だろうか、転職してしまったら今の職場はきちんと回って仕事が出来るだろうか、悩みは尽きません。
    でも、転職すると決めたからにはきちんと身の回りの整理をしておきましょう。
    今回は、栄養士として働いているときに転職すると決めてから行うべきやっておきたいことを紹介します。

    転職は自分だけの問題じゃない!

    転職する決心をしてもすぐに仕事を辞めて新しい仕事に就けるわけではありません。
    おそらく転職を希望している多くの栄養士は、今の職場に不満があると思います。
    また、結婚や介護など家庭の事情で仕事を辞めなければならない人もいます。
    どんな理由であれ、『よし、明日から辞めよう』なんて軽い気持ちで辞められませんね。
    たとえあなたはよくても、あなたの職場の人たちはとっても困りますよ

    退職願は余裕をもって提出する

    世間一般的には、退職するには辞める1,2か月前までには退職願を提出します。
    これは、仕事に穴をあけないためや後任を募集するなどの職場の準備期間だからです。
    例えば、余裕をもって3か月後に退職したいと退職願を提出したとします。
    ここで、なかなか募集がかからない、人員不足のため次の年の4月まで待ってほしいなど職場の事情によってはすんなりと辞めることができないなんてことは大いにあります。
    自己都合退職をする際は、自分だけでなく職場にもきちんと配慮をしましょう。
    この結果によっては新しい職場への影響も考えなければなりません。
    早めに退職について相談しておくことは社会人としてもマナーですね。

    持っている仕事は後任の栄養士にきちんと引継ぎを!

    引き継ぎは一番重要です。
    栄養士として働いているため、施設基準を満たすことはもちろんですが、退職した後の業務がスムーズに展開されることをきちんと考えましょう。
    あなたの勤続年数が長ければ長いほど、働いている職場のルールはあなたが仕事をする上で働きやすい状態になっています。
    後任は同じ栄養士かもしれませんが、同じ仕事を同じようにこなせるかはわかりません。
    あなたと同じ仕事を無事にこなせるようにマニュアルを作成しておくなど仕事が滞らないようにする配慮をしましょう。
    可能であれば、後任の栄養士と一緒に仕事をする期間を数日でもいいから取ってみてください
    文字だけではわからないことを一緒に経験できることで後任の栄養士はとても安心して仕事をすることが出来ます。

    転職先を決めるためにやっておくこと

    転職を決意してスムーズに今の職場を離れる準備をいくらしても新しい転職先が見つからなければ何の意味もありません
    働く期間に穴をあけても大丈夫なのか、より良い条件の転職先を探すのか、環境を変えるのが目的で特に選ばないのか、理由によって転職活動の進め方は違いますが、退職前に準備しておくことはとても大切です。
    転職をしたい=今の職場を辞めたい、と思っている人は意外と多いです。
    忙しさのあまり働きながら転職活動なんてできない、仕事を辞めてからゆっくり転職活動をすればいいやなんて考えていませんか?
    これは大きな間違いです。
    職場を辞める時の準備だけでなく、転職する時もしっかり準備をすることで、『辞める⇒働く』の流れをスムーズに行いましょう。

    内容の濃い履歴書を作ろう

    転職するときは履歴書だけ書けばいいと思っていませんか?
    もちろん、履歴書の作成は転職の必須項目です。
    しかし、内容のないペラペラの履歴書であなたが働きたい職場の面接官はあなたを採用してくれるでしょうか。
    結婚・介護などの理解されやすい理由であれば受け入れやすいかもしれませんが、自己都合の転職はあなたの人間性がとても重要となります
    採用してもすぐ辞めてしまうのではないか?
    なんて思われたら間違いなく不採用ですよ。
    あなたが転職に至った経緯をもう一度押さえましょう。
    そして、これまでの栄養士としても経験をしっかりアピールすることが重要です。

    ・保育園での栄養士として働いた経験があるため、子供が食べやすいメニューの考案が得意
    ・介護保険施設での栄養管理経験があるため、嗜好性を低下させることなく誤嚥防止に繋がる食事提供ができる
    ・病院における栄養サポートチームの関わりのなかで研究・発表の経験があり、臨床経験に秀でている

    など自分を売り込む点を今一度考えてみてください。
    自分には何のとりえもないなんて思わないでください。
    あなたが栄養士として働いてきた経験を言葉に起こすことが出来れば素敵な履歴書ができますよ。

    今一度、退職について考える

    最後に、転職を決意したあなたにアドバイスです。
    その転職は心から望んだ転職ですか?
    一時の感情で流されていませんか?
    隣の庭が良く見えているだけではありませんか?

    あなたの転職理由を一度考え直してみてください。
    感情や価値観に正解はありません。
    冷静になって考えた転職理由にあなたが納得するのであれば自信をもって転職しましょう。
    でも、自分の気持ちに矛盾を感じたらもう少しだけそのまま働いてみてもいいかもしれませんよ。

    まとめ

    誰にだって一度は『仕事を辞めたい』なんて思う瞬間がやってくるものです。
    あなたなりに考えて転職という行動に移るとき、それはあなただけも問題ではないことを押さえておきましょう。
    今の職場に迷惑をかけない配慮を心がけてください。
    迷惑が掛かってしまった場合、それはあなたのわがままでしかありません。
    気持ちよく仕事を辞めることができれば、気持ちよく次の仕事に向かうことができます。
    そうすれば、これまでの経験を生かしたとても魅力的な転職になるでしょう。