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【栄養豆知識】働くあなたにエールを。体が疲れた時に食べるべき食材とは?

    2020.05.07
    【栄養豆知識】働くあなたにエールを。体が疲れた時に食べるべき食材とは?

    「働くあなたにエールを。体が疲れた時に食べるべき食材とは?」

    みなさん。こんにちは。世の中はコロナ騒動。
    人・物の動きが制限され、閑散とした市街地。買い占めで商品が欠品するスーパー。
    激動な世の中ではありますが、「しっかり食べて、休んで、眠る +αの笑い」で、免疫力を保ち、この危機に打ち勝つ精神と体力を皆様1人1人がもち事態が無事収束することを願ってやみません。

    さて、今日は食べると体が元気になる食材をご紹介していきます!
    この言われは、陰陽五行説・薬膳とも深く関係しています。

    体の声を聴き、不調を不調で終わらせない。
    自分の体調・自分のご機嫌をとってあげられるのは、紛れもなく「私」しかいないのです。
    その声を聴き、即座に対応してあげること。
    それは、「自分に優しい」&「自分を大切にすること」に繋がってゆくのだと思います。
    世界中どこを探しても、存在しない唯一無二である私自身を大切にして、人生をより豊かに、楽しんでいけると素敵ですね。
    では、さっそく本題に参りましょう。

    身体症状とその改善食 【肝疾患・筋肉・眼精疲労・神経&情緒不安定安定・ストレス】編

    この臓器が弱まったり、不調になると私達は身体症状として【怒りっぽくなる、イライラが続く、決断力の低下、挑戦意欲・活力の低迷、不眠。目の充血、視力低下、筋肉がつる】などを誘発しやすくなります。
    そんな身体症状が出てきたときは、「緑色・黄緑色・青色」の食べ物を意識して取り入れましょう。
    また、酸味の強い食材「レモン、リンゴ、梅干、トマト、ヨーグルト、酢、チーズ、グレープフルーツ、オレンジ、パイナップル、キウイフルーツ」も良いとされていますよ。
    青色の野菜は、ほうれん草、小松菜、にら、山菜、ブロッコリーなど。麦飯もお勧めです。
    これは、陰陽五行説【木・火・土・金・水】の五行では、木に例えられます。
    木は、春期となります。旧暦では、2月から4月。
    まさに今、このような不調が起きやすい時期ともされています。
    食べ物に善悪はありませんが、「緑色・黄緑色・青色」を意識して食材選択や食事にプラスができると楽しくなるのではないでしょうか?

    身体症状とその改善食 【心臓・血圧・血液・小腸・舌 精神の充実・味覚】編

    この臓器が弱まったり、不調になると私達は身体症状として【動悸・息切れ・胸痛・不整脈・ホットフラッシュ・口乾・呼吸がしにくい。手足の冷感】などを誘発しやすくなります。
    そんな身体症状が出たときは、「赤・オレンジ・紫色」の食べ物を意識して取り入れましょう。
    また、苦味のある食材「レタス、みょうが、春菊、うど、フキ、ぎんなん、ゴーヤ、唐辛子、珈琲、ココア、紅茶」も良いとされています。

    赤色の食材・野菜は、「たこ、にんじん、梅干し、赤みそ、あんず」などもお勧めです。
    これは、五行では、火に例えられます。火は、夏季となります。
    旧暦では、5月~7月が夏。日本の蒸し暑く不快度指数が高いこの時期は、「赤・オレンジ・紫色」を意識して食材選びを行ってみましょう。色でイメージできると楽しくわかりやすいので1つのポイントとなりそうですね。

    身体症状とその改善食 【消化器・胃・乳房・唇 食欲】編

    この臓器が弱まったり、不調になると私達は身体症状として【食欲不振・口内炎・めまい・みぞおちの痛み・下痢・軟便・不正出血 食欲不振or過食、両極端に転じる】などを誘発しやすくなります。
    そんな身体症状が出たときは、「黄色・茶色・こげ茶色」の食べ物を意識して取り入れましょう。
    また、甘味のある食材「栗、さつまいも、白米、玉ねぎ、黒砂糖、てんさい糖、はちみつ、大豆、いちじく」も良いとされています。
    「かぼちゃ、とうもろこし、バナナ、さつまいも」もお勧めですよ。
    これは、五行では、土に例えられます。
    土は、土用の時期であり、土用とは季節の変わり目を指します。春から夏。夏から秋。秋から冬。冬から春。
    4度やってくる移行期。気温はもちろん様々な変化が起こり、体調不良が多くなりがちな時期であるとされてます。
    夏の土用といえば「鰻」が有名ですね。実は、季節毎に土用は存在します。季節の変わり目は、「黄色・茶色・こげ茶色」の食材を意識できると良いでしょう。

    身体症状とその改善食 【肺・呼吸器・鼻・喉・皮膚・大腸 身体を守る部位】編

    この臓器が弱まったり、不調になると私達は身体症状として、【疲れやすい、風邪をひきやすくなる 皮膚トラブル・鼻水・鼻づまり・咳・喉の痛み、便秘・下痢】などを誘発しやすくなります。
    そんな症状が出た時は、「白色・銀色」の食べ物を意識して取り入れましょう。
    「大根、白ねぎ、しょうが」などの野菜、または香辛料やスパイス(食べ過ぎには注意が必要です。)である「シナモ
    ン・ナツメグ・クミン・からし・胡椒」
    を料理のアクセントに積極的に使用するのも良いとされています。
    発酵食品も、良いとされていますよ。日本の古来からある調理法である発酵。整腸作用等もありお勧めです。
    これは、五行では、金に例えられます。
    金は、秋とされています。旧暦では、8~10月。
    金の気が強く出る時期には、アレルギーも増えるとされています。「整腸」や現在話題の「腸活」も意識できるとよいでしょう。

    身体症状とその改善食 【腎臓・膀胱・生殖器・髪・耳など 生きるエネルギーに関連する部分】編

    この臓器が弱まったり、不調になると私達は身体症状として、【むくみ・めまい・耳鳴り・難聴・泌尿器系の障害・白髪が増える・生殖機能の低下 代謝が悪くなる】などを誘発しやすくなります。
    そんな症状が出た時は、「黒色・若草色」の食べ物を意識して取り入れましょう。「塩辛いもの・海藻・ごま・そば・ごぼう・ひじき」などの黒い色の物はもちろん、「鯖・鱈・あさり・ほたて・牡蠣・海老・昆布」等の魚介類もお勧め食材となっています。
    これは、五行では、水。水は冬季とされています。旧暦では、11~1月。水は代謝を司ります。
    水の五行が多いと、女性は妊娠がしづらい体質であったり、生理不順も多くなりがちです。体を温めることも意識できると良いですね。
    皆さん、元気に過ごしましょう!