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【栄養豆知識】今日も1日頑張れる!朝に食べておきたい食材とは

    2020.05.19
    【栄養豆知識】今日も1日頑張れる!朝に食べておきたい食材とは
    ・朝食の役割と効果について
    ・朝食におすすめな食材は?
    ・朝食におすすすめメニューと組み合わせ

    毎日仕事や学校に通う中で、疲れがなかなか取れないといった方も多いのではないでしょうか。
    朝は忙しく、なかなかご飯に時間が取れないなんてこともありますよね。
    しかし、1日を頑張るためには朝食が大切で、朝食次第で1日のパフォーマンスに変化が出るといっても過言ではないくらいなのです。
    今回は1日頑張れるように、ぜひとも朝に食べておきたい食材についてお話しします。

    朝食の役割。どうして1日頑張れるようになるのか

    そもそも朝食はなぜ食べた方が良いのか。それには2つの理由があります。

    消化器官や内臓を起こすためのスイッチの役割

    人間の体には、体内時計が備わっています。
    この体内時計は1日25時間で備わっており、私たちの1日(24時間)とは1時間のズレが生じてしまいます。
    それを調節するために、1日のどこかでリセットする必要があるのですが、その方法の一つが朝に日光を感じることで、もう一つが朝食を摂ることです。
    朝食を摂ることにより、眠っている消化器官や内臓を起こすことができます
    消化器官や内臓が動き出すことで、自律神経にも影響があり、1日穏やかな気持ちで過ごす事ができるなどの効果もあります。

    睡眠の間に使われた栄養素を補給する役割

    私たちの体は夜寝ている間に体の組織の修復を行っており、その間にも栄養素は使われています。
    つまり、寝ている間に使われた分の補給をする必要があり、そのためにも朝食は欠かせない重要なものなのです。

    朝食にオススメの食材

    では具体的にはどういったものを食べるのが良いのでしょうか。お勧めの食材をご紹介します。

    ご飯やパンなどの炭水化物

    脳は「ブドウ糖」というものを消費する事でエネルギーに変えています
    朝にしっかりとエネルギー源になるご飯やパンなどを摂る事で、集中力を高められたり、体も動かしやすくなったりします。
    そして脳を起こすこともできます。
    ただ1点気をつけたいことは、朝お腹が空いた状態でいきなりご飯やパンを食べると、一気に吸収され、血糖値が急に上がることで脂肪になりやすくなる原因にも繋がりますので、できれば先に野菜や海藻などの食物繊維を含む食材をとってから食べることをお勧めします。
    朝から作れない!といった方は、手軽にコンビニなどでも購入できるものでは野菜が入っているサンドイッチがお勧めです。

    ヨーグルトや牛乳などのタンパク質

    ヨーグルトや牛乳には体の組織を作るために必要なタンパク質が豊富に含まれています。
    タンパク質は炭水化物や脂質よりも、体の中で熱を生み出す量が多いので、積極的に朝食に取り入れることで体温を上げる事ができます。
    朝起きて一番に食べる食事にヨーグルトや牛乳を食べる事で上げられた体温は、一日を活動的に過ごすために必要となります。

    野菜や果物などのビタミンやミネラル

    これまであげてきた炭水化物やタンパク質を体の中で使えるようにするために、ビタミンやミネラルが必要になります。
    それらは野菜や果物の他に、海藻類などにも豊富に含まれています。
    野菜をサラダでいただくのもいいですし、果物をそのまま食べることでも構いません。

    実際にはどうやって食べるのがいいのか?

    おすすめの食材についてお話ししてきましたが、食材や栄養素の名前だけ言われてもどうすればいいんだよ、、、という方も多いのではないでしょうか?
    では、実際にどういった食事で食べるのがいいのか、おすすめのメニューを紹介します。

    具沢山のみそ汁×ご飯

    みそ汁のみそにはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、大豆のタンパク質も含まれています。
    ここに野菜やわかめなどをたくさん入れ込むことで、忙しい朝にも一気に栄養補給ができます。
    タンパク質は豆腐や揚げを加えることでも摂取量を増やす事ができます。
    朝からご飯と具沢山味噌汁を食べることで炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルがバランスよく手軽に摂れるので、これこそまさに、おすすめのメニューです。

    バナナ×ヨーグルト

    朝からそんなにたくさん食べられない。といった方にもおすすめなのが、バナナとヨーグルトの組み合わせです。
    別々で食べてもいいですし、バナナにヨーグルトをかけて食べていただくスタイルでも構いません。
    バナナには脳のエネルギー源となるブドウ糖が含まれていて、ヨーグルトにはタンパク質が含まれています。
    また、バナナにはタンパク質の代謝を促すビタミンも豊富に含まれており、バナナとヨーグルトを一緒に食べる事で、効率的に栄養素を使う事が可能となります。
    朝忙しかったり、朝からたくさん食べられない方はまずはこういった簡単なメニューから取り入れてみてはいかがでしょうか?

    まとめ

    今日を1日頑張れるように朝食べておきたい食材についてお伝えしてきました。あなたの朝食はいかがでしょうか?
    今一度見直してみて、午前中に力が出にくい。なんだか1日中体がしんどい。といったようなお悩みがある方は、ぜひ朝食にこれらの食材を取り入れてみてください。