現役栄養士インタビュー
大阪栄養士ナビのインタビュー第2弾をお届けします。
今回当サイトのインタビューにご協力いただきましたのは、
現在、介護福祉施設で栄養士として活躍中の栄養士、Y様です。
栄養士の仕事内容や、一日の流れ、やりがいや大変なことなど、現場の生の声を聞いてみました。
インタビューは全5回に分けて公開予定です。
Y様インタビュー第一回:栄養士を目指したきっかけは
第1回の記事では、Y様が栄養士になろうと思ったきっかけと
現在働いている介護福祉施設のお仕事にについて語っていただきました。
病院・学校・施設など、様々な場で活躍する栄養士。
栄養士として働く人たちの生の声をお届けいたします。
―――まずは自己紹介をしていただけますか?
栄養士のYです。
1983年生まれの36歳、愛知県名古屋市の出身です。
栄養士歴は途中ブランクがありますが、今年で約10年になります。
趣味は釣りとお菓子作りです。
本日はよろしくお願いいたします。
―――Y様が栄養士になろうと思ったきっかけは何ですか?
実は栄養士になりたいと思っていたわけではないんですよ。
ただ料理が好きで、料理ができる学校に行きたいと思った時に、たまたま食物栄養科という学科があるという事を知り、何も考えずに入学してしまったんです。
だから入学してしばらくは、栄養士と言う仕事があること自体知りませんでした。
―――料理が学べる学校ということで栄養科を選んだんですね!
はい。でも普通は「料理したい!」って思ったら、調理師やパティシエの専門学校を選びますよね。
でも、なぜか私の中でそういう選択肢はなく…。
ただ適当に友達が行くからと言う理由で、志望校を決めてしまいました。
あの頃は将来の事とか、本当に何も考えていなかったんだと思います(笑)
―――それでは、Y様が栄養士というお仕事を意識したのはいつ頃でしょうか?
本格的に意識しだしたのは、短期大学で学び始めてすぐでした。
栄養士が、病院や学校、施設などの給食を作るという大切な役割を担っていることを知り、次第に興味を持つようになりました。
卒業するころには、栄養士として働くことが当たり前だと思うようになっていましたね。
今の介護福祉施設でのお仕事は
残業がほとんどなくて助かっています
―――Y様が現在働いている職場についてお聞かせください。
現在は介護福祉施設で働いています。
私が働いているのは、デイサービスのみの小さな施設で、利用者は曜日によって違いますが、30名ほどになります。
栄養士の数は、管理栄養士1名と栄養士1名の2名体制で、休日はシフト制となっています。
―――2名体制なのですね。その施設で何年ほど働かれていますか?
だいたい3年くらいになります。
子供が幼稚園に入園したのを機に、正職員として就職しました。
―――少人数ですと、担当するお仕事の幅も広がりそうですね。
毎日のお仕事内容や流れはいかがでしょうか?
私たち栄養士の主な仕事は、施設内で提供する昼食の献立作りになります。
通所してくる方は、それぞれ色々な疾患を抱えていますので、個々の症状に合わせて献立を考えるというのがメイン業務ですね。
それに伴い、栄養計算をしたり材料を発注したり、調理スタッフへの指示書を作ったりなどの業務も出てきます。
―――メインは献立づくりということですね。
あと、調理スタッフがたくさんいるわけではないので、調理や後片付けもお手伝いします。
―――施設勤務ですと拘束時間が長くなると思いますが、残業は多いですか?
いいえ!私が働く施設では、昼食を提供しているだけなので、勤務時間は一定で夜勤などはありません。
ただ、昼食の準備をする必要があるので、朝は早いです。
だいたい朝8時には職場に着いて準備を始めます。退勤時間は16時で、残業はほとんどありません。
イベントの時や、献立作りに時間がかかってしまった場合のみ、残業になってしまう事もありますが、あっても1時間程度なので助かっています。
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