【体験談】国家試験に合格するためにやっておきたいこと

【体験談】国家試験に合格するためにやっておきたいこと
・職場ごとに変わるお仕事の特徴
・転職の目的を明確にする
・自分に合ったスタイルで勉強スケジュールを組む

皆さんこんにちは。日に日に寒さも増していく昨今。いかがお過ごしでしょうか?
いよいよ今年も、学年末。そして、国家試験が近づいてまいりました。
学生の皆さんは、ラストスパートな時期なのではないでしょうか?
また、働きながら資格試験の合格を目指されている皆さんにとっても、「いよいよだ」という時期なのではないかと思います。

短大卒業の私と試験合格までの道のり

ここで少し、私の管理栄養士合格までの道のりを皆さんにお話させていただきます。
私は短期大学を卒業して、実務経験を3年間積んだ後、国家資格試験に挑戦しました。
合格までの道のりは決して平坦なものではありませんでしたが、そこから得た3つの大切な学びを皆さんにお伝えさせていただきます。
学生の皆さんも、現在働きながら資格試験に取り組まれる皆さんにとっても何かの一助になれば幸いです。

試験と教材

1つ目は、良かったと思う「教材と勉強方法」をご紹介させていただきます。
私が使用した教材は、クエスチョンバンク1冊と過去試験10年分です。加えて、定期模試を4回受けました。
試験勉強で1番怖いのは「分かっているつもり」ということです。
何度も同じ問題集を繰り返すと、問題を覚えてしまい、その問いが理解できていなくても、正解を選ぶことができてしまいます。
その問題は正解できても、文章構成や選択を変更された時、本質的な理解ができていないと正解を選び取ることはできないのです。

それは、定期模試を受講した際の結果が物語ってくれました。
「わかったつもり」でいた私は、模試の点数に愕然として、これではいけないと気づかされました。
理解をすることは、時間もかかりますし、面倒なことでもあると思います。
しかし、丁寧に1問、1問と向き合い理解を深めていくことは、結果として、時間を短縮することにも繋がっていくのです。

クエッションバンクの1周目は、3.4ヶ月と非常に膨大な時間を要しましたが、2周、3周目となるにつれて、短期間で問題を解けるようになり、それがなんともいえない心地よさと達成感に繋がっていきました。
また、幅広く問題が出題される国家資格ですので、得意、不得意もあると思います。
得意な部分は取り組んでいて楽しいし、もっと知りたいとついつい時間をかけていました。
逆に不得意な部分はつまらないし、分からないと飛ばし飛ばしでイヤイヤ取り組んでいた時期があります。

しかし、それでは得点は伸びません。
そこから、得意な部分は、さらりと流す。不得意な部分こそ時間をかけて丁寧に理解していく方法に変更してコツコツと取り組みました。
これは、パズルを完成させることに似ているように感じています。
1ピースだけでは何ができるかわかりませんが、1つずつ適切な場所に配置していくと、必ず全体像が見えてくる時がきますよね。
すると、点と点であった、知識が一気に繋がる瞬間がやってきます。
そんな快感を得ることもできました。
努力しても、結果が出ない時期は、落ち込んだり、イライラして、自信もなくしやすい時期だと思いますが、落ち込まないという心持ちも必要です。
言い換えればその期間は、助走期間なのです。
とにかく、学習を継続し、自信をつけていくことが大切だとも感じています。
また、過去の試験を繰り返すことで、試験の傾向を掴むことができます。
どんな問いかけがあるのか?問いのひねり方なども確認しながら、過去問題に取り組めると良いですね。
過去問題を解くときは、静かな環境で、本番の試験と同じ時間配分で行うと疑似体験にもなるのでお勧めです。

試験と目的

2つ目は、何のために国家試験を受験するのか?という「目的を明確」にすることがモチベーションを維持させる上で非常に重要であるということです。長い受験生活は、ストレスを伴います。
それは万人共通のことだと思います。
ですので、この試験に合格してどうなりたいのか?なぜこの試験に合格したいのか?という洗いだしを私は行いました。
また、合格したら自分にどんなご褒美をしてあげるかということも併せて設定することで、モチベーションを維持することができたように思います。
例えば、学生さんの場合は、「このためにこの学科を選んだから」とか「クラス全体がそのような雰囲気だから」という動機であることもあると思います。
社会人の方であれば「会社からの指示」ということも多いかもしれません。
多忙を極める職場環境下での辛い受験勉強だというケースもあることと思います。
しかし、ここで大切なことは、その中でも自身におきかえたメリットとご褒美設定であったり、「言われたから」という想いからの受験ではなく、合格後のプラスの感情をなるべく集めてモチベーションを維持していくことだと感じています。
色々な想いや考え方での受験ではありますが、「管理栄養士」という資格は、今後の社会において重要なものとなってくると思いますし、自身の自信や健康的な食生活、ライフスタイルの構築という実生活においてもとても有効なものであると思います。
一人でも多くの方が合格を勝ち取れることを祈っています。

試験と息抜き。国家試験を受験される全ての皆様へ

3つ目は、勉強とは真逆のことになってしまいますが、自分にとっての癒しと、「休息の時間も同じように確保する」ということです。
絶対に合格したいと想い、目標に対して打ち込むことはとても大切なことです。
根つめればつめるほど、どこかで必ずプツンと糸が切れたような感覚がやってくるのも人の特徴の1つではないかと振り返ったとき感じました。

思った結果が出ないとき、とってもつらかったのも鮮明に覚えています。
駄目な自分を自覚して、苦しくなったときこそ、必要なのは休息であるとその時感じたのでした。
自己否定のエネルギーは非常に強いものがあります。それが原動力になることもあるでしょう。
しかし、それでは終わりの無いデスレースに挑戦しているようなものでもあるのです。

今自分ができていることを見つめ、ここはできた。まだまだ伸び代が自分にはあるから、これから頑張ろう。と今の段階の私を私が認めてあげること。
そして、休息を取ってリフレッシュすることが非常に重要なのではないかと感じています。
リフレッシュすると頭も冴えますし、また頑張ろうという気力、活力も自然と沸いてくるものです。
ONとOFFを相互に切り替えることがとても重要なことでもあると思います。

国家資格試験まで、残り数ヶ月となりました。
今回お話させていただいた事柄が、読者の一助となりますよう応援しています!頑張ってください。
ご購読ありがとうございました。

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