新卒必見!就職する前に覚えておきたい心構え
国試も終わり、いよいよ卒業を迎える学生のみなさん。
長かったようで短い学生生活も終わり、いよいよ新社会人になります。
期待と不安を背負っての入職となりますが、その前に知っておいてほしい4つのアドバイスを送ります。
失敗を次に生かす
誰でも失敗はつきもの。ベテランでも失敗することがあるのだから、新卒なんて失敗だらけで当然です。
しかし、その失敗を繰り返さず次に生かしましょう。
私が一番ヒヤッとした失敗が、月曜日の献立で使う鶏肉20kgを発注ミスしていたことです。
鶏肉が届いていないのを、日曜日に先輩栄養士さんが気づいてくれ、休みの業者に何とか連絡を取って月曜日の朝イチで納品してもらいました。
そのへんのスーパーで急に20kgの肉を調達するのは不可能なので、とても焦った記憶があります。それ以降、必ず発注時には献立と発注書を見比べ、マーカーでチェックするようにしました。
謙虚な姿勢を忘れずに!
学校でたくさんのことを学びますが、現場で活きることとそうでないことがあります。
現場でしか分からないことはたくさんあるので、いくら知識やスキルに自信があったとしても、謙虚な姿勢でいることは大切です。
自信を持つことは大切ですが、傲慢な態度になってはいけません。
先輩栄養士はもちろんのこと、調理員さんからも学ぶことはたくさんあるので、謙虚に学ぶ姿勢でいたいものです。
分からないことは必ず聞く!そして学ぶ!
新卒だけでなく、転職した先の職場でも言えることですが、最初は分からないことばかりです。
周りの人が忙しそうにしていると質問しづらいですが、分からないことを独断で決めるのはよくありません。
質問するより、かえって手間をかけてしまう可能性があります。
分からないことは“分からない”と必ず聞くこと、そして繰り返し質問しないように後でノートにまとめるなど、工夫をしましょう。
郷に入っては郷に従え
学校で学んだことと、現場の状況が一致しないことも多々あります。
もちろん、改善すべき点は積極的に声をあげていくべきですが、自分の知識に当てはめるべきでないこともあるのです。
すべてを指摘していくと煙たがられるので、多少やり方は違ったとしても折り合いをつけることは必要になります。
まとめ
最初は失敗したり、分からないことがあったりして当然です。
しかし、少しでも早く先輩たちに追いつけるように、努力することを忘れないでくださいね。
そして、患者様や利用者様たちの元気につながるような栄養管理を行っていきましょう!