【今日から出来る】現役栄養士が教えてくれる!料理の節約術とは?

【今日から出来る】現役栄養士が教えてくれる!料理の節約術とは?

現役栄養士が教えてくれる!料理の節約術とは?

家計を見直す、となった時に一番に改善を考えるのはやはり食費ですよね。
かといって、毎日の食事の質はなるべく落としたくない。家族のためにも、お腹いっぱい、栄養もしっかり摂れる食事にしたい、というのが本音です。
今回は、現役栄養士が実践する、無駄を省いて質を落とさない、そんな料理の節約術をお教えします。

食品ロスを減らそう!

食費を節約するには、まずは無駄をなくすことが第一。
冷蔵庫や収納に保存してある食材、使う予定のあるものですか?期限が過ぎてしまって結局捨ててしまう、なんてことはありませんか?
食べずに捨ててしまう、この食品ロスを減らすことが節約の第一歩です。

食材はまとめて購入

ある程度献立を決めておいて、5日、1週間など何日分かまとめて購入すると、無駄遣いの予防になります。
また、お肉などは大容量を買ったほうがお得な場合も多いですよね。
1週間もまとめてなんて、何を買ったらいいかわからない、という方はざっくりとした献立をたててみましょう。

鶏肉(和) 豚肉(洋) 魚(和) 豆腐(中華) 魚(洋)

1週間分きっちり献立を考えても良いですが、だいたいのイメージだけ決めておくのもよいですね。
そして、食材購入の前日には冷蔵庫がほとんど空っぽ、を目指しましょう。
初めはなかなか難しいかもしれません。でも慣れてくると、どれくらいの量を何日程度で使い切れるかが、だいたい見えてきますよ。

まとめ買いにはネットスーパーがオススメ

まとめて購入する際におすすめなのが、ネットスーパーです。
在庫を確認しながら購入ができるので、二重買いを予防できます。
また、スーパーに行くと、「安いから」と余分なものまでついつい買ってしまいがち。
ネットスーパーなら必要なものだけに抑えられます。
送料がかかってしまうのがデメリットではありますが、お店によっては一定金額以上の購入で送料無料などのサービスもあります。

ドレッシングは手作りできる!

冷蔵庫の中に、たくさんのドレッシングが並んでいませんか?開封後のドレッシングは、1ヶ月以内に使い切るのが目安です。
いろいろな種類のドレッシングを用意すると、なかなか使いきれないですよね。結局捨てることになってしまってはもったいない。

実は、ドレッシングは簡単に手作りできます。
その日使う分だけ作って、使い切るようにすれば、たくさんのドレッシングを買う必要はありません。
基本の調味料があればいいので、節約になりますよ。
ドレッシングの基本は酢:油=1:3 。酢とオリーブオイルに塩胡椒で味を整えれば、基本のフレンチドレッシングができあがります。
酢や油の種類、加える調味料を変えることで中華や和風など、さまざまなドレッシングにアレンジできますよ。

家計の味方☆安い食材を上手に使おう!

食品ロスを減らす他に私が意識しているのが、当然ですが、なるべく安い食材を使うこと。次は、私も普段よく使用する節約食材の調理方法や豆知識をお話しします。

鶏胸肉

安いけど、パサつきが気になる胸肉。そんな胸肉も、美味しく調理するポイントがあります。
一つ目は切り方。繊維に対して垂直に包丁を入れます。
これだけでも口の中でホロホロと崩れるお肉になりますよ。

二つ目は、粉をまぶす。
焼くと固くパサパサになってしまう鶏胸肉ですが、小麦粉をまぶしてから焼くことで、うまみや水分が閉じ込められ、柔らかく美味しく仕上がります。
また、フォークで穴を開けてから下味をつけたり、フードプロセッサーやチョッパーなどでひき肉にしてしまうのも、鶏胸肉を美味しく食べる方法の一つです。

サバ缶

健康のためにはお魚もしっかり食べたいけれど、お魚って結構高いですよね。
缶詰を使えば、一年を通して価格が安定していますし調理も楽チン。
中でもおすすめはサバ缶です。
テレビやネットで話題になり、今ではスーパーにもたくさんの種類が置かれていますよね。
臭みが少なく、骨まで柔らかいサバ缶は、魚が苦手な方でも食べやすいのが魅力。
味付きのものであればそのまま食べてもよし、トマト煮やコロッケなどアレンジ次第でいろんな料理に変身します。

もやし

蒸しても、炒めても、和え物にしてもよし、家計の味方のもやし。
安くて美味しい上に、食物繊維、ビタミンCなどの栄養素がたっぷり含まれています。
ただ、足が早く、たくさん買っても食べきれないのが難点ですよね。
そんなもやしを長持ちさせる簡単な方法があるんです。
それは、野菜室ではなく「チルド室」で保存すること。もやしにとって、野菜室の温度は少し高すぎるそうです。
袋に爪楊枝で数カ所穴を開けておくと、より効果がありますよ。

豆苗

植物工場で水耕栽培される豆苗は、一年中値段が安定するリーズナブルな緑黄色野菜です。
グリンピースの若菜で栄養価もたっぷりな豆苗は、なんといっても再収穫できるのが嬉しいポイント。
概ね2回、再生栽培が可能と言われているので、1株買うだけで3株分楽しめ、とってもお得な野菜ですね。
栽培のポイントは1日1回(夏場は2回以上)水を替えること。
豆が水に浸っていると腐りやすいので、根だけが浸る程度、水を注いでください。

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