【レシピ公開】体の内側からポカポカ、生姜を使ったあったかメニュー

【レシピ公開】体の内側からポカポカ、生姜を使ったあったかメニュー
・生姜に含まれる健康成分にはどのようなものがある?
・生姜の保存方法
・生姜を使ったおすすめのレシピ

寒さが増して冷え込みが本格化する季節、冷え性でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
日本全国に冷え性で悩んでいる人の数ってどれほどいるか、みなさんご存知ですか?
実は、なんと約7割もいるとされています。
この結果には驚きですよね。

そこで、今回は冷え性改善にもってこい!
冷え性改善にオススメな食材「生姜」についてと、「体の内側からポカポカになる生姜を使ったメニュー」をご紹介します。
体の外からの対策だけでなく、食事で中からの対策もしっかり行っていきましょう!

生姜に含まれる健康成分

生姜には、栄養成分の他に、健康成分が含まれています。それは次のとおりです。

ジンゲロール

生の生姜に含まれている辛さの元となる成分がジンゲロールです。
ジンゲロールには血管を拡張させ血流をよくすることで、体の深部にある熱を手足など末端に広げて体に熱が行き渡るようにしてくれるため、末端冷え性の改善に役立ちます。
ちなみに、末端冷え性は、20代〜30代の若い人に多い特徴があります。
また、血行不良からくる肩こりや頭痛の改善、血液循環の改善により、水分の排出が促進されむくみの改善も期待できると考えられています。
さらには、殺菌作用や免疫力を高める作用、胃腸を整える働きがあり、風邪のひきはじめや食欲不振、疲労感が抜けないときなどに、体を整えてくれる働きがあります。

ジンゲロン

ジンゲロンは加熱したり乾燥することで、ジンゲロールが変化してできる成分です。
ジンゲロンには強力な発汗作用があり、生姜を摂取してすぐ体が熱く感じるのはジンゲロンの作用です
さらに血行を促進する作用や体を温めて冷え性を改善する働きがあります。
血行が良くなり体が温まることで、代謝が高まり、腸の働きが活発化し便通が良くなることが期待できます。
また強い抗酸化作用によってお肌や体組織の老化予防も期待されています。
抗酸化作用と体が温まり血行が良くなることで、全体の機能向上が期待でき、さらに体を温め、冷えを改善することで脂肪燃焼効果も期待されています。
そのため肥満など生活習慣病の改善に効果があると期待されています。

ショウガオール

ショウガオールも乾燥・加熱によってジンゲロールが変化することで出来る成分です。
ショウガオールは痛みの原因となるプロスタグランジンというホルモンの働きを抑えてくれる作用があります。
プロスタグランジンはバランスが崩れると血管が収縮したり、血行不良を起こすことがあります。
ショウガオールを摂取することでプロスタグランジンを抑え、血行不良や冷えの改善に繋がります。

さらにショウガオールは胃腸の壁を直接刺激することで血流を高め、体の中心部から熱を作り出す作用があります。
他の成分に比べショウガオールは体を温める作用が強く、特に体温自体が低い冷え性の方はショウガオールを摂取するとより冷え性の改善に効果があるといわれています。

ジンギベレン

生姜の香り成分であるジンギベレンなどには、胃を健康にする作用や解毒作用、消臭作用、保温作用、消炎作用などがあります。
風邪の初期症状の緩和や冷え性、神経痛の改善などに効果があるといわれています。

上記を見ていただいてわかるように、生姜は生のものを食べるよりも冷え性改善に効果があります
加熱したものを摂取することがオススメです。

オススメ!生姜の保存方法

水に浸して冷蔵庫に

ショウガを買ってもなかなか使いきれず半分くらい傷んで捨ててしまうという事もあるのではないでしょうか。
数日で使い切るのであればラップをして冷蔵庫に入れておいても大丈夫ですが、長期間保存する場合瓶やタッパーに水を張り、そこに使いかけのショウガを入れて蓋をしておくと数日おきに水を換えるだけで1カ月程は大丈夫です。

おろすか刻んで冷凍庫へ

ショウガを冷凍する場合、塊のまま冷凍してしまうと使う時、ある程度塊ごと解凍しないとおろしたり刻んだりできません。
それだと、残りの分が何度も冷凍解凍を繰り返す事になり風味が抜けてしまいます。
冷凍する場合は、使いやすいようにすりおろすか、細切りやみじん切りに刻んで小分けした物をラップで包み冷凍しましょう。

生姜汁で使いたい場合は冷凍して半解凍に

生姜汁をすりおろして絞るのは面倒ですよね。
そんな方にオススメなのは、ある程度塊のまま冷凍して、半解凍してそのまま絞るのが一番手っ取り早いです。

生姜を使ったおすすめレシピ

では生姜を使ったレシピを見て行きましょう!

ヘルシーと栄養バランスを叶えるガパオライス

「ガパオライス」と言えば、タイ料理でお馴染みですよね。
最近、タイ料理専門店も多くみられるようになってきました。
そもそも「ガパオ」というものはハーブの名前で、シソ科メボウキ属の植物で、日本名ではホーリーバジルというバジルの一種で、クセのない味わいと爽やかな香りが人気のキッチンハーブです。
日本ではなかなか手に入らないため、代用としてイタリア料理にも使われるスウィートバジルを使うのが一般的です。
日本語に訳すとガパオライスは「バジルの炒めご飯」と訳されます。

材料 分量(4人分)
鶏ひき肉 200g
高野豆腐 2枚
黄パプリカ 1/2個
ピーマン 2個
生姜 ひとかけ
米油 大さじ1/2
大さじ2
甜菜糖 大さじ1/2
ナンプラー 大さじ1
オイスターソース 大さじ1
赤唐辛子 1/2~1本
バジル お好み
ごはん お好み

【作り方】
  1. パプリカ、ピーマンは5mm角、生姜、赤唐辛子はみじん切り、高野豆腐は水戻ししてみじん切りにしておく。
  2. フライパンに油を熱し、生姜を炒め、香りがして来たら、鶏ひき肉を加えて炒める。
  3. 鶏肉の色が変わったら、パプリカとピーマン、高野豆腐、調味料、赤唐辛子を入れて炒める。
  4. 味が染みて、汁気が飛ぶまで炒めたら完成。

食欲そそる鶏肉のハニージンジャー

絡めるだけの簡単レシピ!
はちみつの甘さで生姜のピリ辛さが緩和されて、お子さんにも食べやすい味付けです。
ご飯がすすむメインのおかずのレパートリーにいかがでしょうか。

材料 分量(4人分)
鶏もも肉 1枚
片栗粉 大さじ2
大さじ1
【A】
生姜 ひとかけ
しょうゆ 大さじ2
はちみつ 大さじ1
みりん 大さじ1/2
大さじ1/2
すりおろしニンニク 小さじ1
【付け合わせ】
プチトマト 8個
リーフレタス 4枚

【作り方】
  1. 鶏肉を一口大に切り、ポリ袋に片栗粉・鶏肉を入れて、片栗粉が全体につくまでまぶす。
  2. 【A】を混ぜ合わせる。
  3. フライパンに油をしき、中火で鶏肉を両面こんがりと焼いていく。
  4. 焼けたら弱火にし、【A】を入れて全体に絡めるように炒めて味付けして完成。

簡単時短!豚の角煮

角煮というと、すごく時間をかけて煮込んだり、圧力鍋で時短料理なんてイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?
ところがこれからご紹介するレシピは、圧力鍋は不要、さらに時短で美味しい角煮を仕上げることができます
新しい角煮の形にぜひ挑戦してみてください。

材料 分量(4人分)
豚ばらスライス 24枚
少々
コショウ 少々
木綿豆腐 1丁
片栗粉 小さじ4
小さじ1
砂糖 大さじ3
【A】
しょうゆ 大さじ3
生姜 ひとかけ
200cc

【作り方】
  1. 豆腐は水切りをして、12等分にする。生姜はすりおろしておく。
  2. 豚バラ肉に塩コショウをふり、2枚1組に広げ、豆腐を巻いていく。
  3. 片栗粉をまぶし、油で火が通るまで焼き、一度フライパンからおろす。
  4. フライパンに【A】を合わせ入れ、2を入れて水分がほどよく飛ぶまで火にかける。

最後に

いかがだったでしょうか?
生姜と一口にいっても、様々な健康効果があり、活用の仕方もさまざまであることがわかっていただけたと思います。

ぜひ、今回のレシピとともに冷え性改善への一歩として、日々の食事に取り入れていただけたらうれしいです。

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