「配膳ミスをなくしたい」と思ったことありませんか?
配膳が終わってすぐに、内線電話が掛かってくると不安になる。
配膳ミス?と思うし、だいたい配膳ミスの連絡です。配膳前に確認しているのに、配膳ミスはなくなりません。
ダブルチェックをすれば、配膳ミスは減ると思います。
でも、実際は時間に余裕がなくて、ダブルチェックを毎回実施するのは難しいのが現実です。
今回は「誤配膳を防ぐ」をテーマに、いくつかの防止方法を紹介いたします!
食札を見やすくする
情報を書き込みすぎない
食札に食事形態、禁食・アレルギー、個別対応(朝はパン食など)色々な情報が書かれていませんか?盛り込みの際に食札の情報を全て確認してから、トレーに乗せていると大変ですよね。すべての食札の情報を覚えられないですよね。
食札に小さい文字で色々な情報を書き込んでも、読みにくいです。食札の情報が多いと慣れるまでは、食札の情報を確認して盛り込みをするのは時間がかかります。
そういう場合には、食札をひと目でわかるように工夫しましょう。
色分けする
食札を色分けして、シールを貼ったら盛り込みの際にわかりやすいです。
たとえば、治療食は食札の色を分け、禁食は赤のシール。青は全粥。黄色はきざみ食。緑色は牛乳禁でヨーグルト対応など。
厨房内に色分けの表を貼れば、すぐに確認できます。色分けするだけで、食札の文字情報は少なくなりました。
今までのやり方を見直す
食札の並べ方
配膳車の食札の並べ方は食事形態ごとにまとめていますか?それとも部屋ごとでしょうか?
配膳車の並べ方を見直すことも大事です。
食札の並べ方は、厨房の職員が分かりやすいようにルールを決めましょう。
禁食のメモ
例えば、献立表に「○○禁、〇人」と書いておくと調理する人も確認しやすいので、禁食の用意を忘れて後から作ることがなくなります。
あらかじめ禁食を用意できれば、盛り込みの際に禁食を先に入れることができるので、ミスを減らせます。禁食の作り忘れもなくなります。
予備を用意する
カトラリーの不備や利用者が落としてしまった時に厨房から届けなくても対応してもらえるように、配膳車の空いたスペースにカトラリーの予備を数組用意しておきます。
個別対応を減らす
福祉施設では細かく個別対応していると思います。ネバネバ禁、すっぱいもの禁などの細かい禁食対応はなるべく減らしたいですよね。
新規利用者の禁食対応は、細かい禁食まで対応しないように禁食対応のルールを決めるといいと思います。
禁食対応のルールは施設の職員間で共有しましょう。
まとめ
配膳ミスを減らす方法をいくつか紹介しました。
ミスは起きるものですので、配膳前のチェックすることを心がけています。
特に配膳ミスがあると困る禁食や個別対応をしている方のトレーは注意して確認するように意識していきましょう。