障害者雇用の職務経歴書作成ガイド【書き方・例文付き】
〜初めてでも安心!採用担当者に伝わるポイントを徹底解説〜
障害者雇用での就職活動では、履歴書と同じくらい大切な書類が「職務経歴書」です。
職務経歴書とは、これまでの仕事の経験やスキル、実績を、企業にわかりやすく伝えるための書類です。
障害の有無にかかわらず、職務経歴書の完成度は採用結果に大きく影響します。
特に障害者雇用枠で応募する場合は、自分に合った働き方や配慮してほしい点を記載することで、長期就業に繋がりやすくなります。
本記事では、障害者雇用における職務経歴書の 基本構成から、職種別の書き方、効果的なアピール方法 までを、わかりやすく解説していきます。
[pageNaviPageLinkRelated url=”https://sugujob.jp/shougaisha/column/shogaisha-rirekisho/” src=”https://cms.form-sugujob.jp/wp-content/uploads/2024/12/3170378_s.jpg” title=”障害者枠の履歴書の書き方 | 基本ルールから配慮の記載まで徹底解説” content=”障害者枠の履歴書作成を徹底解説!基本ルールから障害の記載ポイント、採用担当者に響く自己PRのコツ、よくある質問まで詳しく紹介します。”]
障害者雇用における職務経歴書の基本構成と記載内容
職務経歴書は、自分のキャリアを簡潔かつ論理的に伝えるための書類です。
限られたスペースの中で、「この人に会ってみたい」と採用担当者に思ってもらうことを目指しましょう。
職務経歴書に含める主な項目
職務経歴書には、以下の項目をバランスよく盛り込むのが一般的です。
見やすく整理し、論理的に構成することで、応募先の企業に好印象を与えることができます。
■ 職務要約
2〜4行でこれまでの経歴を簡潔にまとめましょう。
「どんな仕事をしてきた人か」「どのようなスキルを持っているか」が一目で伝わるようにするのがポイントです。
記載例:
事務職として3年間、データ入力・伝票処理・電話応対などを担当。 1日平均80件の伝票を処理し、正確かつ迅速な対応を心がけてきました。 ExcelやWordを活用した資料作成を得意とし、効率化の工夫を通じてチーム業務の改善に貢献しています。 |
■ 職務経歴
勤務していた会社名・部署名・在籍期間・雇用形態・担当業務を記載します。
基本的には時系列順に書くとわかりやすくなります。
記載例:
〇〇株式会社 管理部経理課(在籍期間:2019年4月〜2023年3月) 【成果・工夫】
|
■ 業務内容
具体的な業務を簡潔に記載することで、あなたの仕事のイメージがより明確に伝わります。
書けそうなら「どのくらい・どのように」行っていたのかを数字で示すと、信憑性が高まります。
たとえば、次のように記載すると良いでしょう。
記載例:
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■ 資格・受賞歴
業務に関係する資格を優先的に記載します。
たとえば、事務職などでは「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」などのビジネス資格は高く評価されます。
資格は「名称」「取得年月」「概要」をセットで書くと整理しやすくなります。
現在勉強中の資格などがあれば、アピールになりますのでぜひ書きましょう。
記載例:
|
■ 自己PR
仕事への姿勢や長所を、具体的なエピソードとともに伝えましょう。
たとえば「困難な状況でも最後まで責任をもってやり遂げた経験」など、実体験を交えて書くと信頼感が高まります。
また、「数値+行動+気づき+今後の姿勢」を意識して書くことで、誠実で前向きな印象を与えられます。
記載例:
私は、与えられた業務を正確にこなすだけでなく、『どうすればもっと効率化できるか』を常に考えながら取り組んでいます。 経理事務として働いていた際には、手作業だった伝票確認をExcelで自動化し、作業時間を1日あたり30分短縮しました。 また、体調管理を意識して生活リズムを整え、欠勤ゼロを継続。 今後も、自分にできることを丁寧に積み重ねながら成長していきたいと考えています。 |
✅ ポイントまとめ
項目 | 書き方のコツ | 記載例の要点 |
職務経歴 | 数字と成果を入れる | 「月間◯件」「〇%改善」など具体化 |
資格・受賞歴 | 実務に関係する資格を優先 | 資格+成果や活用内容を明示 |
自己PR | 行動・数値・姿勢で構成 | 「結果」+「努力」+「意欲」を伝える |
特記事項 | 前向きな表現で配慮点を記載 | 「働きやすくする工夫」を中心に書く |
障害者雇用で信頼される職務経歴書の書き方ポイント
障害者雇用枠での就職活動では、一般的な職務経歴書の内容に加えて、自分に合った働き方や必要な配慮を伝えることが大切です。
企業は「どんな人か」だけでなく、「どうすれば力を発揮できるのか」を知りたいと思っています。
ここでは、採用担当者に信頼される職務経歴書を作成するためのポイントを紹介します。
障害特性や必要な配慮についての記載
まず意識しておきたいのは、障害そのものの説明ではなく、「働くうえで必要な配慮」 を中心に書くということです。
企業側が安心して受け入れられるよう、「職場でどのような工夫や配慮があると働きやすいか」を具体的に示すことが目的です。
希望する勤務時間、業務上の配慮点などを簡潔に、具体的にまとめましょう。
「希望+理由+前向きな姿勢」をセットで書くと、企業に前向きな印象を与えやすいです。
記載例:
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このように、前向きかつ現実的な伝え方を心がけることで、企業側に「安心して任せられそう」という印象を与えることができます。
障害者雇用ならではのアピール
次に大切なのは、障害とどのように向き合い、どのように工夫してきたかを伝えることです。
ただ「配慮が必要です」と書くだけでなく、努力や成長のプロセスを示すことで、あなたの誠実さが伝わります。
記載例:
|
こうした内容を加えることで、「働く意欲がある」「自分の特性を理解して行動している」という姿勢をアピールできます。
採用担当者は、単にスキルだけでなく、仕事に対する誠実さや継続性にも注目しています。
だからこそ、自分の取り組みや努力の軌跡を、丁寧に言葉にして伝えることが必要になります。
障害者雇用で信頼される職務経歴書とは、「必要な情報を簡潔に」「誠実に」「前向きに」伝える書類だということを意識しましょう。
次の章では、未経験からでも伝わる職務経歴書の書き方を、具体例とともに紹介していきます。
未経験からでも伝わる!障害者雇用の職務経歴書の書き方
「これまでに働いた経験がほとんどない」「短期間の仕事しかしたことがない」
そんな方でも、職務経歴書で自分の強みや意欲を十分に伝えることは可能です。
新卒採用の場合を除き、これまで一度も働いたことがない方でも、応募の際には職務経歴書の提出を求められることが多いです。
大切なのは、「できないこと」ではなく、「これまでに身につけたこと・努力してきたこと」を整理して伝えることです。
ここでは、就業経験が少ない方がどのように職務経歴書を作れば良いか、具体的な方法を紹介します。
学歴・資格・ボランティア経験をアピール
たとえ職歴がなくても、学んできたことや活動の中で培った力をアピールできます。
学校での学習内容や資格の勉強、ボランティア経験などは、立派な成長の証です。
記載例:
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これらの経験を通じて得た「責任感」「協調性」「継続力」などの人柄を、自然な言葉で表現 することが大切です。
「どんな場面で、どんなことを意識して行動したか」を書くことで、採用担当者にあなたの姿勢が伝わります。
就労移行支援等での訓練内容の記載方法
就労移行支援事業所を利用している方は、その訓練内容も立派な「職務経験の準備」として評価されます。
職務経歴書には、以下のような内容を具体的にまとめましょう。
記載項目の例:
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支援機関での訓練内容を記載することで、働く意欲と準備状況を客観的に伝える ことができます。
採用担当者は、こうした情報から「この人は仕事に向けて真剣に努力している」と感じ取ります。
職場実習・体験実習の経験の書き方
職場実習や体験実習は、就労前に実際の職場環境を体験できる貴重なチャンスです。
たとえ短期間でも、そこから学んだことを具体的に書くことで、大きなアピールになります。
書き方のポイント:
- 実習先での業務内容を具体的に記載する
例:
– 飲食チェーンでの配膳・片付け作業。スピードと正確さを意識して取り組んだ。
– 事務補助として、ファイリングや帳票整理を担当。効率的に並べる工夫を学んだ。 - 実習を通じて得たスキルを明確にする
例:
– 臨機応変な対応力:予定外の来客に対し、上司の指示を仰ぎながら丁寧に対応した。
– チームでの協働意識:他のメンバーの進行状況を見て補助に回り、全体の効率を意識。
– 作業の正確性:書類整理ではミス防止のために自主的に2重チェックを実施。
こうした具体的な記述があることで、経験が浅くても「仕事の基本が身についている」ことをアピールできます。
また、「この人は現場を理解している」「丁寧に取り組める」という印象を与えることができます。
以上のように、未経験の方こそ、「小さな成功体験」や「成長のプロセス」を大切にしましょう。
職務経歴書は、過去の実績だけでなく、これからの可能性を示す書類でもあります。
焦らず、あなたの努力と誠実さを丁寧に伝えていきましょう。
職種・業界別の職務経歴書の書き方ポイント
職務経歴書は、応募する職種や業界によって書き方のポイントが変わります。
どの業種でも共通して言えるのは、採用担当者が「この人が実際に働いている姿」をイメージできるように書くことです。
ここでは、代表的な職種ごとに記載のコツをわかりやすく紹介します。
事務職の職務経歴書
事務職では、正確性・丁寧さ・ITスキル・社内コミュニケーション力が求められます。
仕事の流れや工夫の仕方を具体的に伝えることで、信頼感を高められます。
記載のポイント:
- 使用したソフト
例:Word、Excel、PowerPoint、Googleスプレッドシートなど - 担当業務
例:書類作成、郵便物の仕分け、データ入力、電話・来客応対 - 工夫した点
例:納期を守る工夫、誤入力を防ぐ仕組み、整理整頓を意識したファイリングなど
業務内容の記載例: Excelを使用して、毎月約1,200件の売上データを集計。 関数やピボットテーブルを活用し、作業時間を20%短縮しました。 |
このように、数字やツール名を交えて具体的に書くことで、実務能力を伝えやすくなります。
事務系の資格を持っている場合は、資格欄に書くのを忘れないようにしましょう。
また、事務職では職務経歴書の内容だけでなく、書類そのものが選考の判断材料となることがあります。
文字が丁寧か、誤字脱字がないか、送り状や封筒の宛名の書き方が正しいか、PCで作成する場合は文字の大きさが整っているか、罫線の引き忘れがないかなど、提出書類には細部まで気を配りましょう。
接客・販売職の職務経歴書
接客・販売職では、お客様とのコミュニケーション力や現場対応力、チームでの協調性が特に求められます。
障害者雇用枠では「体調や特性に配慮しながらも、どのように顧客満足に貢献できるか」を明確にすることもポイントです。
記載のポイント:
- 担当業務:レジ操作、商品補充、売場整理、POP作成など
- 接客で意識したこと:笑顔、言葉遣い、相手の立場に立った声かけ
- チームでの対応:報告・連携の工夫、クレーム時の対応など
- 売上貢献・接客件数・リピーター対応など数字で表すと効果的
業務内容の記載例: アパレル店舗にて週20時間勤務。 1日平均40名のお客様を担当し、試着対応やレジ業務を行いました。困っていそうなお客様には積極的に声かけをさせていただき、安心して買い物ができる接客を心がけました。接客業務以外では、POP作成やディスプレイ変更を自主的に提案し、売上を前月比10%向上。また、体調管理を徹底し、半年間の勤務で欠勤ゼロを継続しました。 |
このように、数字・成果・工夫+接客への思いを一緒に書くことで、現場で信頼される人材であることを伝えられます。
IT・クリエイティブ職の職務経歴書
IT・デザイン・Web関連の職種では、何よりも技術スキルの具体性と成果物の内容が重要です。
近年ではコミュニケーション能力を求められる職場が増えたことから、「納期管理」「チーム開発の経験」に加え、「顧客折衝の経験」などが書ければ、他の応募者と差別化できるポイントになります。
記載のポイント:
- 使用ツール・言語:Photoshop、Illustrator、HTML/CSS、JavaScript、WordPressなど
- 制作実績:どんな目的で、どのような成果を出したか
- 体制:個人で担当したのか、チームで分担したのか
業務内容の記載例: 障害者就労支援サイトのバナー制作を担当。 Photoshopを使用して、納期内に5種類のビジュアルを作成。 担当者から『伝わりやすく明るいデザイン』と高評価をいただきました。WordPressテーマの更新作業にも携わり、HTML/CSSの修正によってページ表示速度を15%改善。バナークリック率も前月比で25%向上しました。 |
このように、“どんな課題にどう取り組んだか”と“成果”をセットで書くと、説得力が増します。
また、IT・デザイン系職種では、職務経歴書の最後に「ポートフォリオ」の項目を設けるのがおすすめです。
ポートフォリオ記載例:
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ポートフォリオは、パスワード付きや限定公開でも大丈夫です。
ポイント:
- 作品をただ並べるのではなく、コンセプト・担当範囲・成果を添えると効果的です。
- 「どんな課題をどう解決したか」を明示すると、企画力や課題解決力も伝わります。
- URLだけでなく、QRコードを印刷して職務経歴書や履歴書に添付するのもおすすめです。
ポートフォリオを簡単に作成できるwebサービスもありますので、利用してみましょう。
医療・福祉系などの専門職の職務経歴書
医療・福祉分野では、資格や研修歴、利用者対応の丁寧さ、チーム連携の経験が重視されます。
障害者雇用の場合は「体調管理しながら安定して働ける姿勢」を示すことも信頼につながります。
記載のポイント:
- 保有資格:介護職員初任者研修、実務者研修、看護助手研修 など
- 担当業務:入浴介助、排泄介助、服薬管理、記録記入 など
- 工夫点:利用者への声かけ、家族との連携、チーム内での報告共有 など
- 他、安全管理・衛生意識・報告の正確性・体調把握力 など
業務内容の記載例: デイサービスセンターにて介護補助を担当。1日あたり15名の利用者様の入浴・食事介助をサポートし、『安心して任せられる』とのお声をいただきました。記録業務では、誤記防止のためチェックリストを導入し、報告ミスをゼロに改善。また、他スタッフとの連携を強化するため、毎朝の申し送り内容を共有表にまとめ、情報の見落としを防止しました。 |
安全第一の姿勢やチーム連携の具体例、改善提案の実績を盛り込み、「思いやり+安全意識+チーム貢献」を軸に書くとアピールになります。
アピール力を高める職務経歴書の書き方のコツ
職務経歴書は、単なる「経歴のまとめ」ではありません。
採用担当者に“この人に会ってみたい”と思ってもらうための大切なプレゼン資料 です。
同じ経験を書いても、伝え方の工夫によって印象は大きく変わります。
ここでは、職務経歴書の魅力をぐっと高めるための書き方のコツを紹介します。
具体的な数字や成果を盛り込む
採用担当者は、あなたの仕事ぶりを「成果」や「行動」で知りたいと考えています。
そのため、具体的な数字や結果を入れることで、説得力が高まります。
記載例:
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このように、「どのくらい」「どんな結果になった」を数値で示すと、仕事の成果が一目で伝わります。
数字は信頼を生み、採用担当者の印象にも残りやすくなります。
専門用語を使いつつ、わかりやすく書く
業界の知識を示すために専門用語を使うのは効果的ですが、読む人が理解できなければ意味がありません。
採用担当者が専門職でない場合もあるため、専門用語には短い補足を添えるのが理想です。
記載例:
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このように簡単な説明を加えるだけで、「専門性があり、かつ伝わる文章」になります。
誠実さと熱意を伝える
企業が知りたいのは、スキルだけではありません。
「どのように仕事に向き合ってきたか」や「どんな姿勢で成長してきたか」も、評価の対象になります。
記載例:
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このように、“誠実さ”や“努力の積み重ね”を感じさせる内容を書くと、読む人の心に残ります。
過剰に自分をよく見せる必要はありません。
事実に基づいて、前向きな言葉で表現することが最も信頼を得やすいポイントです。
PCスキルを具体的にアピールする
多くの職場では、基本的なPCスキルが求められます。
特別な専門職でなくても、WordやExcelのほか、メール・チャット・Web会議ツールの操作ができると評価が上がります。
記載例:
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このようなスキルを明示しておくと、「すぐに現場で活かせそう」という印象を与えられます。
アピールのコツまとめ
コツ | 内容のポイント |
数字で伝える | 成果や件数などを具体的に示す |
専門用語は補足つきで | 専門性+理解しやすさを両立 |
誠実さ・前向きさを表現 | 成長意欲や努力の過程を伝える |
PCスキルを具体的に書く | 即戦力としての印象を強化 |
小さな工夫の積み重ねが、採用担当者に「信頼できる人だ」と思ってもらう第一歩 です。
書類選考通過のための最終チェックポイント
せっかく丁寧に作成した職務経歴書も、誤字や書式の乱れがあると印象が下がってしまう ことがあります。
採用担当者は、限られた時間で多くの書類を確認します。
その中で「読みやすく整っている」「誠実に作られている」と感じてもらえるかどうかが、書類選考を通過する大きなポイントになります。
提出前に、次のチェックリストを確認しておきましょう。
最終チェックリスト
- 誤字・脱字がないか
→ 特に固有名詞や資格名などは再確認しましょう。 - 表記ゆれがないか
→ 「Excel」と「エクセル」など、同じ言葉の書き方は統一しましょう。 - フォーマットや見出しが整っているか
→ 各項目のタイトルの大きさ・配置・改行を揃えることで、読みやすくなります。 - 配慮事項が丁寧で簡潔に書かれているか
→ 障害に関する情報は「伝えるべきことをシンプルに」まとめましょう。 - 応募先企業や職種に合った内容になっているか
→ 職種に応じて強調するスキルを変えると、より伝わりやすくなります。
これらを確認することで、内容の正確性と信頼性が高まります。
また、文字の整い方や余白の使い方など、見た目の印象も意外と大切です。
見やすく整理された職務経歴書は、それだけで「この人は丁寧に仕事ができそうだ」と感じさせる効果があります。
客観的な目で確認してもらう
自分で何度も確認していると、見落としに気づきにくいものです。
そんなときは、第三者に読んでもらうのもおすすめです。
たとえば家族や友人など、身近な人に内容を読んでもらったり、就労支援機関や転職エージェントに添削をお願いしてみるのも良いでしょう。
特に支援機関では、採用担当者の視点を踏まえた具体的な改善アドバイスをもらえることがあります。
自分だけで仕上げるよりも、客観的な意見を取り入れることで完成度が高まります。
職務経歴書は「あなた自身を表す名刺のような存在」です。
最終確認を丁寧に行うことで、安心して提出できる自信につながります。
障害者雇用で活用できる職務経歴書作成ツール・支援サービス
職務経歴書は、自分一人で作ろうとすると、
「何を書けばいいのか分からない」
「文章のまとめ方が難しい」
と悩む方も多いものです。
しかし、最近では障害者雇用をサポートする便利なツールや支援サービスがたくさんあります。
こうしたサービスを活用することで、時間をかけずに完成度の高い職務経歴書を作成することができます。
ここでは、具体的な活用方法を紹介します。
職務経歴書フォーマット(テンプレート)の活用
自治体や就労支援団体などが提供しているテンプレートは、初心者でも書きやすいように設計されています。
あらかじめ項目が整理されているため、迷わず記入を進められるのが大きなメリットです。
主な特徴:
- 「職務経歴」「自己PR」「配慮事項」などの欄が整っている
- 障害者雇用向けに特化したフォーマット(配慮欄つき)が多い
- Word形式・PDF形式でダウンロード可能
自分の経験や目的に合ったテンプレートを選ぶことで、構成が自然に整い、文章作成のハードルが下がります。
自分に合ったフォーマットを選んだうえで、実際に作成を進めたい方は、スグJOBの「職務経歴書ガイド」を活用してみましょう。
職務経歴書作成Webサービスの利用
最近では、オンライン上で職務経歴書を作成できる無料のWebサービスも増えています。
質問に答えるだけで自動的に書類が完成する仕組みになっており、パソコン操作が苦手な方にも使いやすい設計です。
主な機能:
- ステップ形式での入力(職歴・スキル・PRなど)
- レイアウトやフォントの自動整形
- PDFやWord形式での出力に対応
- 文例の自動提案機能(例文を参考に文章を選べる)
文章表現に自信がない方でも、文例をベースに自分の言葉を加えるだけで自然な仕上がり になります。
就労移行支援事業所でのサポート
就労移行支援事業所では、履歴書や職務経歴書の作成支援から、面接練習・企業実習・職場定着支援まで トータルでサポートを受けられます。
専門スタッフが一人ひとりに寄り添ってアドバイスしてくれるため、安心して準備を進めることができます。
支援内容の一例:
- 職務経歴書の添削や改善提案
- 自己PR・志望動機の整理
- 業種や職種ごとの書き方アドバイス
- 模擬面接・実践的な練習サポート
プロの目線からチェックを受けることで、採用担当者に伝わる文章構成や言葉の選び方が身につきます。
障害者専門の転職エージェントを活用する
障害者雇用に特化した転職エージェントでは、キャリアアドバイザーによる個別サポートを受けることができます。
応募企業に合わせた職務経歴書のカスタマイズや、面接対策なども含めて一貫した支援が受けられます。
主なメリット:
- 企業ごとの特徴や採用基準に合ったアドバイスがもらえる
- 障害への理解がある企業を紹介してもらえる
- 書類選考〜面接〜内定後まで継続サポートを受けられる
自分では気づかない強みを引き出してもらえる点も大きな魅力です。
スグJOBを活用して職務経歴書を仕上げよう
もし「どこから始めればいいか分からない」と感じている方は、
障害者雇用に特化した転職支援サービス『スグJOB』を活用してみてください。
専任のキャリアアドバイザーが、あなたの経験や希望を丁寧にヒアリングし、
職務経歴書の添削・面接対策・求人紹介まで無料でサポートします。
一人で悩まず、サポートを受けながら準備を進めることで、自分らしい職務経歴書を自信をもって提出できるようになります。
まとめ
職務経歴書は、あなたのこれまでの経験やスキル、そして“働く姿勢”を伝えるための大切な書類です。
単に「どんな仕事をしてきたか」を並べるだけでなく、
「どのように取り組んできたか」「どんな思いで働いてきたか」を表現することで、あなたの人柄や誠実さが伝わります。
特に障害者雇用においては、体調面や働き方への配慮など、企業が安心して受け入れるための情報も重要です。
ただし、それは「弱みを伝える場」ではありません。
“自分がどのような環境で力を発揮できるか”を示すことが、採用担当者との信頼を築く第一歩です。
最後に、職務経歴書を作成するときのポイントを振り返りましょう
- 職務要約は短くわかりやすく、あなたの経歴を一目で伝える。
- 業務内容は、数字や具体例を入れて「どんな仕事をどのくらい行ったか」を明確に。
- 自己PRでは、誠実さ・努力・成長の姿勢を具体的なエピソードで伝える。
- 配慮事項は、前向きに「安心して働ける環境づくり」の視点で記載する。
文章は、丁寧でやさしい言葉を選ぶことが大切です。
「自分を大きく見せる」のではなく、
“事実を正直に・前向きに”書くことで、採用担当者の信頼を得やすくなります。
また、就労移行支援事業所・転職エージェント・オンラインテンプレートなど、サポートツールを活用することもおすすめです。
自分一人で悩まず、プロのアドバイスを取り入れることで、書類の質もぐっと高まります。
初めて職務経歴書を作成する方も、焦る必要はありません。
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これまでの努力を振り返り、
「働きたい」という気持ちをまっすぐに表現していきましょう。
そして、職務経歴書の作成や応募先選びに不安がある場合は、
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職務経歴書の作成に不安を感じたら、スグJOBの職務経歴書ページで、テンプレートや記入のコツを参考にしてみましょう。
自分らしく働ける職場と出会うために、
職務経歴書を「未来への第一歩」として、前向きに仕上げていきましょう。
職務経歴書は、あなたの過去を整理する書類ではなく、あなたの「これから」を伝えるためのツールです。
焦らず、誠実に、そして自分らしく。
その一枚が、あなたの新しい可能性を切り拓くきっかけになるでしょう。
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この記事の執筆者
2012年スクエアプランニング株式会社を設立。2016年より障害者パソコン訓練を愛知県の委託を受けて開始。人材ビジネス20年以上の経験をもとに様々な障害をお持ちの訓練生に対して社会進出、社会復帰のお手伝いをさせて頂いております。 今後もより多くの方に安心や自信を持って頂くことを念頭に、様々な情報発信をしていきたいと考えています。