
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染した方の仕事と就労支援について
HIVに感染していると診断された方、または新たに感染が分かり戸惑っている方は少なくありません。
「これから病気が進行したらどうしよう」「治療にかかる費用はどうなるのか」といった病気そのものへの不安を抱える方は多いです。
特に、かつてはHIVは治らない病気、命に関わる病気とされ、そうした過去のイメージから強い恐怖を感じる方もいます。
さらに、「健康状態が悪化して働けなくなるのではないか」「応募先で感染歴を知られたら断られるのではないか」といった、仕事に関する悩みも少なくありません。
ですが、現在では医療の進歩により、HIV感染者も適切な治療を受けることで、他の人と同じように日常生活を送り、仕事を続けることができます。
ここでは、HIVとエイズの基本的な知識から、仕事と両立するためのポイント、さらには利用できる就労支援まで、できるだけ分かりやすく丁寧にお伝えします。
自分にできること、頼れる支援を知り、少しずつでも前向きに一歩を踏み出していきましょう。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)とエイズについて
HIVやエイズと聞くと、怖い病気ではないか、不安だなと感じる方も少なくありません。
しかし、正しい知識を持てば、冷静に理解できることがたくさんあります。
このセクションでは、HIVとエイズの基礎知識を整理し、どんな病気なのか、感染の仕組みや治療法、生活への影響をわかりやすく解説します。
知識を持つことで、漠然とした不安が和らぎ、前向きな気持ちを持つきっかけになります。
ぜひ、一緒に少しずつ学んでいきましょう。
HIVとは
HIVは正式には「ヒト免疫不全ウイルス」といい、HIVは正式名称の「Human Immunodeficiency Virus」の頭文字を取った略称です。
このウイルスは、人間の体内で免疫システムを攻撃し、外から侵入してくる細菌やウイルスなどの病原体に対する防御力を徐々に弱めていきます。
免疫とは、体内に侵入する細菌やウイルス、がん細胞などを見つけ出し、攻撃・排除するシステムのことです。
特に標的となるのは、CD4陽性リンパ球という免疫細胞です。
健康な成人の場合、免疫細胞は血液1立方ミリメートルあたり約700~1500個存在します。
しかし、この免疫細胞がHIVに感染すると、数が徐々に減少していきます。
CD4陽性リンパ球は、体の免疫を指揮する司令塔のような役割を持っており、減少すると感染症やがんに対する防御力が低下し、体がさまざまな病気にかかりやすくなります。
感染初期はほとんど自覚症状がないため、自分が感染していることに気づかない人も少なくありません。
この症状がない期間は「無症候期」と呼ばれ、5年から10年以上も続くことがあります。
しかし、無症候期であっても、ウイルスは体内で増殖し続けており、そのスピードは毎日100億個とも言われます。
そのため、定期的な検査や早期の治療がとても大切です。
知らないうちに進行してしまう病気だからこそ、正しい知識を持つこと、必要なケアを行うこと、そして適切なサポートを受けることが重要になってきます。
エイズ(AIDS)とは
エイズ(AIDS)は正式名称を「Acquired Immuno-Deficiency Syndrome」、つまり「後天性免疫不全症候群」と呼ばれ、HIV感染が進行したことによってさまざまな病気が引き起こされた状態のことを指します。
HIVが体内で増殖するにつれて、体の免疫力が著しく低下し、通常では問題にならないような弱い病原体による感染症(日和見感染)や特定のがんを発症しやすくなります。
たとえば、カリニ肺炎やカンジタ症、カポジ肉腫といった病気は、免疫が低下した人に特有の疾患として知られています。
2023年末時点で、エイズ患者・HIV感染者の数は世界で約3,990万人となっています。
このうち、厚生労働省の報告によると、日本国内のHIV感染者・AIDS患者数は累計で約35,381人とされています。
新規の感染報告数は減少傾向にあります。
2024年は新規のHIV感染者数及び新規エイズ発症者数が大幅に減少し、過去2番目に少ない1,000件となりました。
また、日本国内だけで毎年約1,000件の新規感染が報告されており、決して他人事ではありません。
(参考:API-Net「令和6(2024)年エイズ発生動向年報(1月1日~12月31日)」|2025年5月確認)
1981年にアメリカで発見されて以来、長年エイズは「治らない病気」「死の病」として恐れられてきました。
しかし、現在は抗HIV薬の進歩により、ウイルスの増殖を抑えることでエイズの発症を防ぎ、HIVを慢性疾患として長期的にコントロールできるようになりました。
治療をきちんと継続すれば、多くの人がエイズ発症を防ぎ、健康な状態で生活を送ることができます。
適切な治療さえしていれば、寿命も一般の方と変わりません。
大切なのは、早めに治療を開始し、医療者としっかり連携してケアを続けることです。
もし不安を感じたときは、迷わず相談できる医療機関や支援機関に頼ってください。
HIVの感染経路と予防法
HIVは本来感染力の弱いウイルスです。
HIVは感染者の血液、精液、膣液、母乳などに多く分泌され、唾液などには感染させるほどのウイルス量がありません。
そのため、粘膜及び血管からの感染が大多数を占めています。
HIVがどのように感染するのかを知ることは、自分自身だけでなく周囲の人を守るためにとても大切です。
ここでは、主な感染経路とその予防法についてお伝えします。
粘膜感染
HIVの主な感染経路は、性行為による粘膜感染です。
2024年の報告によると、新規HIV感染者のうち約79%が性的接触によるものとなっています。
性器、肛門、口などの粘膜を通じて、精液や膣分泌液に含まれるウイルスにより感染します。
予防法としては、コンドームを正しく使用することが非常に有効です。
複数のパートナーとの性行為や、不特定の相手との接触は、感染リスクを大きく高めます。
さらに、海外の一部地域で性感染症やHIVの感染率が日本より高いことが報告されており、現地での性行為は感染リスクがより高まる可能性があります。
そういった地域では性産業の感染対策が不十分な場合もあり、旅行先や滞在中の行動には特に慎重になることが求められます。
海外での感染リスクを下げるためには、信頼できる情報を事前に集め、必要に応じて医療専門家に相談するなど、予防策をしっかり講じることが重要です。
血液感染
血液を介した感染は、輸血や注射針の共有によって起こります。
ただし、現在の日本の医療現場では、輸血用血液の厳密な検査や管理が徹底されており、輸血による感染リスクはほぼゼロです。
また、医療機関での注射や処置でも、器具の使い回しは行われないため、日本国内の通常の医療行為で感染することはまずありません。
一方、海外の一部地域では、医療体制や治安が不十分な場合があり、注射針の使い回しや検査が徹底されていない輸血による感染リスクが残るケースも報告されています。
そのため、海外で注射や輸血を受ける際は、信頼できる医療機関を選ぶなど、慎重な判断が必要です。
母子感染
妊娠中、出産時、授乳時に、母親から赤ちゃんにウイルスが移ることを母子感染といいます。
過去には妊娠中に胎盤を通じた感染や、母乳を通じて感染したケースもあります。
しかし、妊娠中から適切な治療(抗HIV薬の服用など)を受け、母乳を与えないなどの対策を行うことで、母子感染のリスクは0.5%未満にまで抑えることが可能です。
日本では、HIV感染が判明した妊婦さんに対して、母子感染予防のための医療体制が整備されているため、疑いがある場合は早めに相談しましょう。
なお、厚生労働省の統計によると、近年国内で報告される新規感染の大半は性行為によるもので、血液感染や母子感染の割合は全体のごくわずか、もしくは0です。
正しい予防知識を持っていれば、日常生活の中で過度に心配しすぎる必要はありません。
HIV感染後の経過
HIV感染後は体の中でどんな変化が起き、どのような段階を経てエイズを発症するのでしょうか。
ここでは、それぞれの段階を説明し、どんな注意が必要なのかをまとめていきます。
急性期
HIVに感染した後、2〜4週間ほどで急性期と呼ばれる段階に入ります。
この時期には、発熱、のどの痛み、リンパ節の腫れ、筋肉痛、頭痛といった、まるで風邪かインフルエンザのような症状が出ることがあります。
ただし、こうした症状は軽く、本人も見逃してしまいやすいのが特徴です。
そのためこの段階では感染に気づかず、無症候期へ移行していく人も多くいます。
日本国内の統計では、新規感染者の多くが急性期を経た後に診断されるため、この時期を見逃さないことが重要だといわれています。
無症候期
急性期を過ぎると、次は無症候期に入ります。
この時期は、治療をしない場合でも数年から10年以上続くことがあります。
「無症候期」とは文字通り症状がない時期を指し、見た目や体調からは感染していることがわかりません。
しかし、体の中ではHIVがゆっくりと免疫細胞を破壊し続けているのです。
ただ、治療を開始すれば、この期間をさらに長く安定して過ごすことができ、通常の日常生活を送ることが可能になります。
だからこそ、無症候期のうちに定期的な検査と治療を続けることがとても重要です。
エイズ発症期
無症候期を過ぎると、体の免疫力が弱まり、エイズ発症期に進む可能性があります。
この段階では、普段なら問題のない弱い菌やウイルスでも体に悪さをする(日和見感染)や、特定のがんを発症しやすくなることがあります。
しかし現在では、抗HIV薬を続けてきちんと治療を行うことと、定期的な診察を受けることで、この発症段階に進むのを防ぐことができます。
大事なのは、できるだけ早い段階で感染を知り、治療とサポートを受けることです。
もし不安や疑問が出てきたときは、一人で悩まず、専門機関に相談してみましょう。
HIVの検査と治療
検査方法
HIV感染は、見た目で見分けることはできません。
そのため感染の有無を確認するためには、必ず血液検査を受ける必要があります。
日本では、保健所や一部の医療機関で、匿名かつ無料でHIV検査を受けることが可能です。
検査結果が出るまで1週間ほどかかる場合が多いですが、即日結果が出る「迅速検査」を実施している施設もあります。
特に、性行為など感染リスクがあったと感じる場合は、早めに検査を受けましょう。
またHIV検査の普及により、近年では新規感染の早期発見が進んでいます。
自分を守るため、そして大切な人を守るために、積極的に検査を受けることを心がけましょう。
治療法の進歩と内容
かつては命に関わる病気とされていたHIVですが、今では日常的に服薬を続けることでウイルス量を抑え、免疫力を維持できる慢性疾患と位置づけられています。
適切な治療を続ければ、HIVに感染していない人とほぼ同じ寿命が期待できるのです。
1日1回の服薬で済むシンプルな治療法も登場しており、技術の進歩で生活の質(QOL)を大きく損なわない治療も可能になっています。
ただし、体内のHIVを完全に取り除く方法は今でも発見されていません。
そのため治療を自己判断で中断すると、抑えられていた体内のHIVが再び活性化し、エイズ発症の危険性が高まります。
医師と相談しながら継続的な治療を行うことが重要です。
HIV感染者の仕事について
HIVに感染している方は、「今の仕事を続けられるのだろうか」、「これから新しく働けるのだろうか」と、不安を抱えているかもしれません。
かつてはHIV感染者への誤解や差別が社会に根強く残っていた時代があり、それが不安を増幅させる背景になっていることもあります。
ですが現在では医療の進歩とともに、学校教育などで正しい知識が広まっています。
適切な体調管理を続けることで、これまで通り働くことができます。
現在の日本では、HIV感染者が治療を受けながら働いているケースが少なくなく、オープンにしなくても問題なく就労を続けられる職場環境も増えています。
ここでは、現在の仕事を続ける際のポイント、転職や就職活動をする際の注意点、そして体調管理の工夫など、HIVと仕事を両立させるために大切なことを詳しくお伝えしていきます。
一緒に、無理のない、自分らしい働き方を考えていきましょう。
現在の仕事は続けられるか
多くのHIV感染者の方は、感染後もこれまでと同じように仕事を続けています。
これは、適切な治療を受け、体調をしっかり管理できていれば、日常生活や仕事に大きな支障が出ないことが多いからです。
大切なのは、体調を最優先にし、無理のない範囲で働くこと、そして必要なときには周囲のサポートを上手に活用することです。
無理をして体を壊してしまわないよう、自分の体のサインをきちんと聞くことを心がけましょう。
また、主治医や支援機関と連携し、困ったときは遠慮なく相談することが、安心して働き続ける大きな助けになります。
周囲への公表は不要
法律上、職場にHIV感染を伝える義務はありません。
誰に伝えるか、どの範囲まで伝えるかは、あなた自身が自由に決めて良いのです。
ただし、治療や体調の関係で仕事の調整が必要になる場合には、医療機関や就労支援機関と相談しながら、伝える範囲や方法を考えた上で伝えた方が良いこともあります。
もちろんその場合でも職場の全員に知らせる必要はなく、信頼できる上司や人事担当者にだけ限定して相談するケースもあります。
相談の際は、事前にどのような支援が必要か、どんな配慮を求めたいのかを整理しておくと、相手も対応しやすくなります。
転職する場合の注意点
他の職場への転職を考えるときは、次の点に注意しましょう。
- 体調管理や通院との両立が可能な職場かどうかを事前に確認すること。
- 柔軟な勤務体系(フレックス、在宅勤務など)があるか調べること。
- 公表する場合、職場の理解度やサポート体制を事前に情報収集すること。
また、障害者手帳を持っている方は、障害者雇用枠での応募も有力な選択肢になります。
求人票や企業の情報をしっかり確認し、必要であれば専門の転職エージェントなどのサポートを活用するのもおすすめです。
新規就職する際のポイント
これまで就職したことがなく、新たに仕事を探すときも、基本は転職の場合と同じです。
次のような点を意識して探すと良いでしょう。
- 自分の体調や通院スケジュールに合った、無理のない業務内容かしっかり確認すること。
- 在宅勤務や時短勤務、フレックス制度など、柔軟な働き方が可能な職場を選ぶこと。
- 障害者向けの求人サイトや就労支援サービスを積極的に活用し、専門の担当者からアドバイスを受けること。
さらに、求人票に書かれていない職場の雰囲気や実際のサポート体制の情報が得られれば、職場を選ぶ上での決め手になりえます。
こうした情報は、支援機関や転職エージェントを通じて集めるのがおすすめです。
可能なら事前に見学をお願いしたり、実際に働いている人の話を聞いたりするのも良いでしょう。
就業時の体調管理のコツ
働くにあたっては、毎日の服薬はもちろん、定期的な診察をきちんと受けることで、体調を安定させることができます。
十分な睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を心がけることが基本になります。
免疫力を保つために野菜や果物をしっかり摂取し、過度な飲酒や喫煙はできるだけ控えましょう。
また、ストレスが溜まりすぎないよう、趣味の時間を作ったり、気分転換をしたり、適度に休息を取ることも必要です。
もし仕事で無理を感じるときは、自分を責めず、まず休む勇気を持ってください。
通院スケジュールは、事前に勤務先と相談し、無理のない働き方を一緒に考えておくと安心です。
周囲の理解を得るためには、必要に応じて信頼できる上司や人事担当者に相談することも一つの方法です。
また、困ったときに頼れる支援先や相談窓口があると知っているだけで、心の負担がぐっと軽くなります。
主治医や支援機関、転職エージェントなど、あなたを助けてくれる場所はたくさんあります。
HIV感染者が利用できる就労支援制度
HIVに感染していると分かると、「これからの働き方はどうなるのだろう」、「一人でどうやって仕事を探せばいいのだろう」と、不安を抱える方が多いかもしれません。
世の中には、HIV感染者の方が安心して働くための支援制度や専門サービスがあります。
これらの制度を知り、上手に活用することで、一人では抱えきれない悩みを減らし、自分に合った働き方を見つけることができます。
ここでは、具体的にどんな支援制度があるのか、どこに相談すれば良いのかを、分かりやすく丁寧にお伝えしていきます。
あなたに合った支援を一緒に探していきましょう。
障害者手帳の取得
HIVに感染している方は、一定の基準を満たすことで「ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害(免疫機能障害)」として、身体障害者手帳を取得できます。
障害者手帳を持つことで、次のようなさまざまな支援を受けられる可能性があります。
- 障害者雇用枠での就職や職場での配慮の申し出
- 所得税や住民税の控除などの税制上の優遇措置
- 公共料金(電気・ガス・交通機関など)の割引
- 医療費助成や補装具費の支給
こうした支援は、生活の負担を軽くするための大きな助けになります。
気になる場合は、主治医や支援機関に相談してみましょう。
申請方法
まずは主治医と相談し、診断書を作成してもらいましょう。
診断書には、現在の病状や日常生活での困難さ、過去の検査結果などを具体的に記載される必要があります。
次に、必要書類(顔写真、申請書、本人確認書類、診断書など)を揃えて、お住まいの市区町村の福祉課に申請を行います。
申請時にはマイナンバー通知書と本人確認書類、またはマイナンバーカードが必要になりますので、必ず持参しましょう。
申請から認定までには、通常数週間から数か月かかることがあります。
また、審査の過程で追加書類や面談を求められる場合もあります。
不明な点があれば、主治医や支援団体、社会保険労務士などに相談してみてください。
ハローワークの専門窓口
ハローワークには、障害者専門の相談窓口が設置されています。
ここでは求人情報を提供するだけではなく、職業相談や職場実習、面接練習など幅広い支援を受けることができます。
具体的には、希望やスキルに応じた職場実習の提案、応募書類(履歴書や職務経歴書)の添削、キャリアカウンセリングなどがあります。
さらに、そのとき募集があれば、HIV感染者を含む障害のある方に理解のある企業を紹介してもらえるケースもあり、とても安心感があります。
専門の担当者が付いて、あなたの状況や希望に応じたきめ細やかなサポートを行ってくれるため、「一人では難しい」と感じる部分を一緒に解決していくことができます。
利用方法や相談の流れが不安な場合は、事前にお住まいの地域を管轄するハローワークに問い合わせると良いでしょう。
就労移行支援事業所
サービス内容
就労移行支援事業所は、一般企業への就職を目指す障害者の方が、必要なスキルや知識を身につけるための訓練を受けられる場所です。
- ビジネスマナーの習得(挨拶、報告・連絡・相談の仕方、職場での立ち居振る舞い)
- パソコン操作(ワード、エクセル、簡単な資料作成などの基本スキル)
- 職場実習(実際の職場環境を体験し、業務に慣れる練習)
- 面接対策(模擬面接、自己紹介の練習、志望動機の整理)
- 体調管理の指導(通院との両立方法、休憩や働き方の工夫)
これらの訓練を通じて、自信をつけながら少しずつ社会に出る準備を整えていきます。
専門のサポートスタッフが常駐していることが多く、環境が整っていることも魅力です。
事業所選びのポイント
就労移行支援事業所を選ぶときは、
- HIV感染症に理解があり、安心して相談できる環境かどうか
- スタッフが親身に対応し、あなたの悩みや希望をしっかり聞いてくれるかどうか
- 事業所の雰囲気が自分に合いそうか(見学や体験利用を通じて確かめましょう)
といった点に注目してください。
また、通いやすい立地や設備が整っているかも重要なポイントです。
見学時には「どんな訓練があるのか」や「スタッフとの相性」「利用者同士の雰囲気」など、気になることは遠慮せず質問してみましょう。
自分に合った場所を見つけることで、就職までの道のりを安心して進めることができますよ。
障害者雇用に強い転職サイト・エージェント
障害者手帳を持っている場合、障害者雇用に特化した転職サイトやエージェントを活用すると、一般には出回らない非公開求人の紹介を受けられます。
さらに、面接の日程調整や条件交渉、応募書類の添削、面接対策といった、専門的で実践的なサポートも受けることができます。
当社の「スグJOB」では、HIV感染者を含む多様な障害者の方々の就職・転職を支援しています。
経験豊富なスタッフがあなたの状況や希望をじっくり聞き取り、最適な求人の提案や面接準備のサポート、職場選びのアドバイスまで丁寧に行っています。
安心して相談できる環境を整えていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
あなたの「働きたい」という気持ちを、私たちは心から応援しています。
まとめ
HIV感染者は、適切な治療とサポートを受けることで、社会の中で自分らしく、安心して働き続けることができます。
支援制度や専門サービス、相談窓口といった、頼れる場所がたくさんあります。
困ったときはまず相談することが、前に進むための大きな一歩になります。
スグJOBでは、あなたの「働きたい」という気持ちを大切に受け止め、状況や希望に合わせた最適な道を一緒に考えていきます。
あなたの未来が、自分らしい笑顔であふれるものになるよう、心から応援しています。
スグJOBは求人数トップクラス!
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この記事の執筆者
2012年スクエアプランニング株式会社を設立。2016年より障害者パソコン訓練を愛知県の委託を受けて開始。人材ビジネス20年以上の経験をもとに様々な障害をお持ちの訓練生に対して社会進出、社会復帰のお手伝いをさせて頂いております。 今後もより多くの方に安心や自信を持って頂くことを念頭に、様々な情報発信をしていきたいと考えています。